社会科学
家族複合経営の存立条件
- 定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
アルペン地域山地農民は,農業経営の「複合性」(耕種,畜産,林業,観光)と,経営と家計とをつなぐ「自給性」とをかなり強く保っている。この実態調査は,日本の農業経営のあり方に対する1つの鏡を提示する。
イギリス信用貨幣史研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 7,500円)
中世,近世,近代にわたる信用制度の段階区分と銀行信用の構造の解明を意図して,ロンドン金匠銀行の元帳,銀行券,小切手,さらに判例,パンフレット,議会資料等の一次資料を用いてイギリス信用貨幣の実証分析を試みた意欲作。本書は,日本生命財団の刊行助成を得た。
アメリカの深海底開発法
- 定価 2,420円(税率10%時の消費税相当額を含む)
第三次海洋法会議における米国の態度の背景にある深海底開発法の審議経過を克明に分析して,海底鉱物資源に対する米国の政策を明らかにしたもので,わが国の鉱物資源政策の進路に影響を与える重要な先例を,この本は提示する。
判例演習 手形法・小切手法
- 定価 1,760円(税率10%時の消費税相当額を含む)
判例演習シリーズの第2冊目。「生きた手形法・小切手法」理解のための重要判例80例を選び,それぞれの判例を見開き2ページに収める。事案の図示と事実の概要,判旨の要約,判旨の提供する問題点,判例・学説の動向や考え方を示す。
現代政治学の位相
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「行動科学」的政治学を批判的に検討し,その成果を継承しつつ,それを乗り越える方法を,鋭い問題意識と広い視野から探求した力作。ことに,従来の政治学が「支配の学」たらざるをえなかった原因を方法次元で解明する。
伝統的右翼 内田良平の研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 4,200円)
戦前右翼の代表的人物・内田良平の思想と行動を挧大な資料と社会科学の理論的範疇を駆使して分析した国家主義運動の研究,日本ファシズム研究の画期的労作。内田に関する初の本格的評伝でもある。
改訂 要説法律学
- 定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
現在,社会生活,経済生活を営む上で必要不可欠の要素となった法律を学ぶためのテキストとして最適の法律学入門書。理論法学,解釈法学とに大別し,各論を26名の専門研究者が平易に解説。
日本家族制度論
- 定価 3,850円(税率10%時の消費税相当額を含む)
青山家族法学の精髄であり,家族論,法社会学における基礎的文献といえる。戦前から今日に至る12編の所収論文は,おのずから日本家族制度の史的解明に迫り,家族民主化への展望を与える。
動的ポートフォリオ選択の基礎
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,500円)
固定支出を伴う動的ポートフォリオ選択の新理論が確率型動的計画法を用いて明快に展開され,同時に利益獲得の資金の効用関数がモデルから論理的に導かれる。期待効用最大化原理の安易な利用に一大警告を与える。