本会はこの度、濱田裕子(九州大学大学院医学研究院准教授)監修、空にかかるはしご編集委員会 編『空にかかるはしご』を刊行いたします。
『空にかかるはしご』は濱田准教授の研究活動や、自身が代表を務めるNPO法人福岡子どもホスピスプロジェクトの活動から誕生した書籍で、お子さんを亡くされたご家族の「ひとりじゃないと思えるような本があったら」という声が制作のきっかけとなりました。
子どもホスピスは、重い病気や障がいをもつ子どもが、同世代の他の子どもたちのように遊び、学ぶことを通じて、成長・発達する場を保証し、家庭でのケアで張りつめた日々を過ごす保護者には一時の休息を、きょうだい児には遠慮することなく親に甘えることのできる時間や主役となれる場を提供するものです。発祥の地イギリスには40箇所以上の子どもホスピスがありますが、日本には独立した施設としては2016年に東京と大阪の2箇所で始まったばかりです。福岡子どもホスピスプロジェクトは、そんな子どもホスピスを福岡の地に設立し、重い病気や障害を抱えるお子さんとそのご家族を支えようと活動しています。
本会では、子どもホスピスを福岡に、というプロジェクトに対し、『空にかかるはしご』の売り上げの5%をNPO法人福岡子どもホスピスプロジェクトに寄付いたします。皆様に於かれましても、是非『空にかかるはしご』をお読みいただくとともに、福岡子どもホスピスプロジェクトの活動についても関心をお寄せいただけましたら幸いです。