スペンサー詩集
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
大作叙事詩『妖精の女王』で有名なエリザベス朝の詩人スペンサーは,多数の優れた短詩の作者でもある。スペンサーの小品の日本語訳を集大成した本書は,十二の月に合せた牧歌を収める『羊飼の暦』,当時の宮廷社会への痛烈な風刺「ハバード小母さんの話」,詩人自身の結婚を祝う愛のソネット集『アモレッティと祝婚歌』などの名作を網羅し,詳細な訳注と解説が添えられ,英文学の豊かな宝庫の貴重な一部を心ゆくまで味わえる。英文学研究者には絶対に見逃せない,必読の書。 (さらに…)
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発達障害のための心理劇
- 定価 2,860円(税率10%時の消費税相当額を含む)
特別支援教育や発達障害者支援法などにより,その支援の在り方が模索されている発達障害者。彼らが自分らしさを大切にしながら,想いを表現し,現実の世界で生きていくための心理療法的アプローチである心理劇の実際を,様々な事例を挙げてわかりやすく解説する。さらに,あらゆる年代の学校や福祉現場で活用できる方法や手順を紹介しており,教育・福祉・医療関係者や家族など,多くの彼等に関わる人たちにとって有用な一冊である。 (さらに…)
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ロシア革命と保育の公共性
- 定価 7,480円(税率10%時の消費税相当額を含む)
1917年の革命から1920年代末までのロシア(主にモスクワ,ペテルブルク,ヴャトカ)を対象に,「どの子にも無料の公的保育を保障する」と今日的に読み替えられる保育制度構想の変遷を,当時の大会論議や公式統計などに基づいて分析したものである。本書では,「乳幼児の暮らしや養育の実態を踏まえる」「保育を左右する家族・女性・労働・人口などの問題に配慮する」「日本やフランスの保育の歩みと比較する」という3点に留意している。 (さらに…)
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