情動とストレスの神経科学
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
情動行動とは、怒り、不快、脅えなどの情動(気分)の変化を伴う動物の行動様式であり、その機序の解明は、心と脳の連関を明らかにし、うつ病や神経症・ストレス関連障害などの精神障害の治療の開発にも貢献する。編者を中心とする研究グループは、1960年代よりネコを用いた動物モデルの研究から情動行動の発現に関わる視床下部の役割について先駆的な研究を行ってきた。さらに近年、情動ストレスが視床下部を介して自律神経系、内分泌系、免疫系など神経系以外の身体の諸領域にまで広く影響を及ぼすことが明らかになった。本書は、編...

地域農業再生の論理
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,農業基本法農政下で衰退してきた地域農業を,生活共同体を中心とする経済社会全体の再生という視点から捉え直すとともに,佐賀農業に関する豊富な統計諸資料や実態分析をもとに,その再生のあり方として都市と農村との多様な交流に依拠したところの交流型農業を展望している。 (さらに…)

バイカルチュラリズムの研究
- 定価 10,450円(税率10%時の消費税相当額を含む)
国境を越える人の移動が地球規模で展開する今日,異なる言語・文化のはざまで暮らす人々が増えている。その生活世界の構造とはどのようなものか。本書は子どもたちに焦点を合わせて,文化人類学の視点からその構造の理論的,実証的解明を試み,異文化間教育学の可能性を探る。 (さらに…)

文化境界とアイデンティティ
- 定価 3,960円(税率10%時の消費税相当額を含む)
人は,多文化的状況の中でいかに自己アイデンティティを形成するのか。本書は,イギリス生まれの中国系第二世代の若者を対象に,彼らへの教育のあり方や日常生活を検討し,彼らの語りを通して,文化境界で自己アイデンティティを形成していく過程を明らかにする。 (さらに…)

アジアの英知と自然
- 定価 1,320円(税率10%時の消費税相当額を含む)
今や全世界へ影響を及ぼしているアジアの文化遺産の中から薬用植物をとりあげ,歴史的背景,植物学的認識,著者の研究結果等を交えて,医薬学的問題点などを分かり易く解説する。 (さらに…)

金融サービスにおける消費者保護
- 定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
英国では,2000年金融サービス市場法が成立し,金融サービス機構(FSA)による監督という新しいパラダイムへと移行しつつある。本書は,英国における銀行・証券・保険・消費者信用等,金融サービスの提供に関連した消費者保護の問題を幅広く取り扱っている。また,グローバリゼーションの進展を考慮して,欧州共同体の影響を適切に概観している。わが国の金融サービス法のあり方を考える上で,本書は大いに示唆に富んでいる。 (さらに…)

出島の科学
- 定価 1,870円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,長崎大学が開催した日蘭交流400周年記念展覧会「出島の科学―日本の近代科学に果たしたオランダの貢献」の際刊行された図録を改訂して再販するものである。蘭学の成立とその後の天文学,医学等の発展,幕末の海軍伝習が,製鉄,蒸気機関や写真等の広い分野に寄与した組織的な科学の導入であったことを,豊富な写真や図版を用いて紹介する。 (さらに…)

ミクロ経済分析
- 定価 3,630円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ゲーム理論を援用することにより,不完全競争市場および市場の失敗についての評価をおこなう。非対称情報複占繰り返しゲームの逐次的均衡における信念列の構成問題や,ナッシュ均衡の精緻化を射程にいれたBalanced Temptation Equilibrium の分析とともに,労働市場における交渉ゲームの均衡分析とその応用分析が多方向から展開されている。 (さらに…)

構造変化と金融・経済
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
複雑かつ多様化する現代の経済について,特にその構造変化を整合的かつ総合的に捉えることを目指した論集。実証的な調査・検証に加え,制度的な分析や計量分析・理論モデル分析も含む多様な手法により,多面的にアプローチする。 (さらに…)

共に生きるための医療
- 〔品 切〕(参考:本体価格 1,700円)
著しい進展を遂げる医学・医療であるが,新たな医学理論や医療技術は,功罪両面の影響をもたらすものであった。新たな医療はどうあるべきか,専門家の解説と共に考察を促す。 (さらに…)
