地域文化開発論

シリーズ名

久留米大学経済叢書10

著者名

西川芳昭

価格

定価 3,630円（税率10％時の消費税相当額を含む）

ISBN

978-4-87378-752-7

仕様

A5判　上製　284頁　C3333

発行年

2002年10月

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内容紹介
目次

内容紹介

本書は，開発の動態を，個々の人間が住まう地域における自然・社会・歴史的固有性と，その構成員である住人との相互関係の発展ととらえている。このような関係性の構築と持続を「地域文化開発」という概念に整理し，市民セクターを中心とした多様なアクターがどのように参画し，またその参加を一人一人の人間開発につなげていくかを多くの現地調査から明らかにした。

　　　　　　　　　第1部　地域文化開発論の視座
第1章　地域文化開発論の視座
第2章　地域文化開発を支える思想
　　　　地域文化開発と固有価値・アメニティ／内発的発展論と地域文
　　　　化開発／参加型開発の意義とその手法
　　　　　　　　　第2部　地域文化開発論の実際
第3章　地域の固有価値を生かす開発
　　　　長崎県小値賀町における住民による農村空間の多面的利用／長
　　　　崎県小値賀町における参加型村落地域調査（PRA）研修
第4章　地域文化開発における行政・住民の協働とせめぎあい
　　　　諫早湾干拓事業に見る開発行政と地域文化のせめぎあい／農家
　　　　とジーンバンクの協働による在来作物品種の再生と内発的発展
第5章　NGO・NPOと地域文化開発
　　　　スコットランド・ナショナルトラストと内発的発展／サブ・サ
　　　　ハラ・アフリカの農業開発と非政府組織（NGO）
第6章　地域文化開発と観光・環境
　　　　エコツーリズムと離島の地域文化開発／エコツーリズムと文化
　　　　多様性
　　　　　　　　　第3部　地域文化開発論の行方
第7章　地域文化開発と開発教育・福祉世界の創造
　　　　開発教育を考える／福祉世界の創造を目指して