筑豊炭鉱労資関係史
- 定価 8,250円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,筑豊炭田における炭鉱労資関係について,1880年代後半に始まる企業勃興期から1937年の日中戦争開始ころまでの約50年間を対象に,その構造と展開過程,矛盾の発現形態を社会経済史的手法を用いて解明する。

ハイネにおける芸術と社会批評の問題
- 定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ロマン派的漑情詩人と革命的社会批評家の両面を持つハイネの作品と思想を,サン・シモン主義や同時代人メンツェルのゲーテ批判などを手がかりにして考察する。

福岡の民俗文化
- 定価 8,250円(税率10%時の消費税相当額を含む)
福岡県の民俗文化を歳時習俗・人生儀礼・民間信仰等のジャンル別に概観した「概説編」と,民俗調査報告等を収録した「研究調査編」の二部構成で考察。福岡県における民俗学研究の空白を埋める労作。

音の魅力にひかれ
- 〔品 切〕(参考:本体価格 1,456円)
九州大学最初の女性教授として知られるフランス文学者の著者が,教育と研究の合間に書き綴った断章――子供時代を過ごした中国の思い出,フランス留学の体験,昨今の学生気質の比較など――は,比較文化の視点とエスプリのきいた表現でたのしい。

レヴァーナ あるいは教育論
- 定価 8,140円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ジャン・パウルの教育論の顕著な特徴は,子供の自己発展に対する評価で,この自己発展の助長を使命としている。本書は,出版以来教育学の古典と認定されてきた,"ドイツの『エミール』"の待望のわが国初の完訳である。

税務会計の展望と課題
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
来たるべき21世紀のわが国法人企業の税務会計に,国際的視野から将来的指針を与える。第1部では税務会計制度自体のあり方を問いかけ,第2部では現行法における損金項目を中心に解決されるべき問題点を指摘する。

環黄海経済圏創生の課題と展望
- 定価 2,990円(税率10%時の消費税相当額を含む)
1991年11月北九州市で開催された「東アジア六都市経済会議」の知識人会議出席者による論文集。環黄海経済圏の望ましい発展を促すため,この地域を囲む日中韓の中核都市である北九州・下関市・大連・青島市・釜山・仁川市の代表が地域間の経済補完性・協力可能性を分析・提言する。

旧中国の紡績労働研究
- 定価 8,544円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,日中戦争終結以前の中国における主要な近代工業である紡績業の労働慣行の全体像を,当時の中国で著者自らが行なった実態調査や文献調査をもとに具体的に描き出したものである。

経済学史
- 定価 3,850円(税率10%時の消費税相当額を含む)
近年多様化・多角化してきた経済学史研究全体の現段階における課題と展望を簡潔に明示し,今後の研究に対し新たなる問題提起を行う。学会の研究水準を示す44名の論文集。

Unzen Volcano
- 定価 5,339円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,1990年11月に噴火を開始した雲仙岳の火山活動について地球物理学的,地球化学的,地質学的観測,溶岩組成に基づく噴火モデルおよび眉山崩壊の土質工学的予測を含む総括的報告である。
