著者紹介
大野 俊(おおの しゅん) 九州大学アジア総合政策センター教授
毎日新聞記者,国立フィリピン大学客員教授などを経て,2006年より現職。2009年よりアジア総合政策センター長,2010年より中国社会科学院日本研究所客員研究員,河南大学マスメディア学部客員教授も務める。オーストラリア国立大学アジア学部で博士号(東アジア・東南アジア研究)取得。現在の専門は,越境する人と文化に関する研究。単著に『観光コースでないフィリピン 歴史と現在・日本との関係史』(高文研,2000年)など,共著に『日本帝国をめぐる人口移動の国際社会学』(不二出版,2008年),Japanese Diasporas(Routledge,2006)などがある。
崔 世廣(さい せこう) 中国社会科学院日本研究所教授
中国社会科学院日本研究所講師,准教授を経て,現職。日本では,松下政経塾,東京大学,慶應義塾大学,上智大学,皇学館大学などの客員研究員を歴任し,2009年より獨協大学国際教養学部交換教授。中国・南開大学大学院で博士号(歴史学)取得。専門は日本思想史と日本文化論。主な中国語の単著に『近代啓蒙思想と近代化』(北京航空航天大学出版社,1989年),編著に『近代化過程における日本文化の変容』(河北人民出版社,2009年),共著に『現代日本の社会思潮と国民情緒』(北京大学出版社,2001年)などがある。
金 嬴(ジン イン) 中国社会科学院日本研究所准教授
北京テレビ局「BTV」勤務,同研究所講師を経て,2009年より現職。中国社会科学院大学院で博士号(社会学)取得。専門は,社会学,メディア論,文化研究。中国語の単著に『密室と劇場 現代日本政治社会構造の変遷』(人民出版社,2009年),共著に『21世紀中日関係発展の構想』(世界知識出版社,2004年),論文に「日本のバブル政治 2005年総選挙を例に」(『日本学刊』2005年第6号)などがある。
金 泳徳(キム ヨンドク) 韓国コンテンツ振興院首席研究員
韓国放送映像産業振興院研究員を経て,2009年より現職。東アジア日本学会理事,韓日未来フォーラム理事,日本歴史文化学会理事も務める。上智大学大学院博士後期課程(新聞学)満期退学。専門は,日本における韓流と韓国における日流,韓国のドラマ産業。韓国語の共著に『韓流,アジアを超え世界へ』(国際産業文化交流財団,2009年),『韓国のドラマシステム改善に関する研究』(韓国放送映像産業振興院,2007年)など,日本語の共著に『韓流ハンドブック』(新書館,2007年)などがある。
呉 錫崙(オ ソクリュン) 仁徳大学日本語科教授
現代経済研究院人材開発院教授,東国大学校日本学研究所専任研究員など経て,2009年より現職。詩人,文学翻訳家でもある。東国大学校大学院で博士号(文学)を取得。専門は,日本近現代文学(詩)。韓国語の共著に『韓国と日本の共生文化』(東国大学校出版部,2005年),『日本文学にあらわれた韓国及び韓国人像』(東国大学校出版部,2004年)など。訳書に『日本短篇小説傑作選』(幸せな本読み,2009年),『日本の俳句の選集』(冊世上,2006年),『三好達治の詩選集』(小花,同),『草枕』(冊世上,2005年)など多数ある。
小川玲子(おがわ れいこ) 九州大学アジア総合政策センター准教授
ユネスコ・アジア文化センター・プログラムスペシャリスト,国際交流基金アジアセンター・コーディネーター,恵泉女学園大学非常勤講師を経て,2005年より現職。上智大学大学院国際関係論学科博士前期課程修了。ライデン大学文化人類学修士課程修了。専門は文化人類学・社会学。共著に『アジアと向きあう』(九州大学出版会,2009年),Civic Engagement in Contemporary Japan(Springer,2010)など,論文に“Migration of Southeast Asian Care Workers to Japan : Issues and Contestations”, Journal of Asian Women’s Studies, Vol. 7(2008)などがある。
賈 璇(ジャ シェン) 大連海事大学外国語学院日本語学部講師
大連外国語大学大学院で修士号(日本言語文学)取得。中国社会科学院大学院博士課程(日本学)在学中。2003年より現職。専門は,日本思想文化。共訳書に『マンガで学ぶ日本語(文化篇)』(外語教学与研究出版社,2007年),『商談のための日本語』(外語教学与研究出版社,2006年),『日本美食体験篇』(外語教学与研究出版社,2005年),論文に「いわゆる副詞が副詞を修飾することについて(上下)」(『日本語知識』第238,239号,2004年1月,2月)などがある。