社会科学
スコットランド啓蒙研究
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
スコットランド啓蒙の論者達は,経済改善運動と啓蒙運動とがパラレルに展開するなかで形成されてきた近代市民社会とその未来像をどのようなイメージで理解しようとしたのか,この検討によってアダム・スミスの啓蒙における位置と彼の経済学の楽観主義の意味が明らかになる。

ミクロ・エコノミックス
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書の全体構成と分析主項目は,ミクロ経済学の伝統的テキストに依りながら,しかし,具体的内容は現代の学問水準に対応しうるよう配慮して記述された現代版のミクロ経済学である。ゲーム理論を援用する応用ミクロ経済分析への接続が考慮されている。

ドイツ財政調整発展史
- 定価 7,920円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は西ドイツで発展した財政調整を戦後から統一に至るまでフォローした力作である。とりわけ第二次大戦後,「富裕」州と「貧困」州の間の水平的財政調整はいかに「発見」され,どのように発展してきたか,その過程でどんな波乱があったのか,が本書のライトモティーフとなっている。

東欧の市場経済化
- 〔品 切〕(参考:本体価格 4,500円)
本書では,東欧における中央計画経済の失敗の背後にある主な要因は中央計画経済の不完全な構造に関連しているため,経済の基本的構造の改革および,中央計画経済に起因する歪みの排除が,東欧の移行経済おける経済危機の解決のためには是非とも必要であるということが論じられる。

少年団運動の成立と展開
- 定価 8,360円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本の少年団運動は英国のボーイスカウト運動の影響を受けて大正年間に成立する。その後軍部の影響力のもとに学校少年団として別途発展し,戦時下でボーイスカウト系少年団とともに統合される。戦前の少年団運動とは何であったかを新資料をもとに追求する。

ソ連政治秩序と青年組織
- 定価 7,480円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、ロシア革命から1920年代末の「上からの革命」に至る激動の時代を生きた若者の世界を、ソヴィエト青年組織コムソモールや青年労働者に光を当てながら描写するとともに、革命後に築かれたソ連政治秩序の形成プロセスを新たな視角から解明する。

ケリー・ニュートンの会計政策論
- 定価 3,850円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,会計基準設定を計画的社会変動と捉え,イノベーション理論を採用しつつ,アメリカの会計基準設定過程を社会学的なパースペクティブから考察したものである。そのユニークなアプローチと「会計の政治家」に関する豊富な事例研究は,会計を研究する上で有効な分析視角を与えてくれる。

ドイツ民法典の編纂と法学
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,200円)
本書は,ドイツ民法典編纂の過程を歴史的に叙述すると同時に,その個別制度と規定の成立史を詳細に分析したもので,100周年を迎えたドイツ民法典の歩みの原点を解明することを課題とした共同研究の成果である。

地域経済の視点
- 定価 2,420円(税率10%時の消費税相当額を含む)
筑後川流域には、一つの県をはるかに上回る規模の経済圏が県境を越えて形成されており、経済成長を続けてきたし、今後も成長を続けていくと思われる。本書は、一つの行政単位でないばかりについ見落としかねないブロック経済圏の実体を明らかにする。

法思想の伝統と現在
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,000円)
伝統的自然法論,ドイツ観念論,リベラリズム法思想,法的思考・法学教育などをテーマとして,教授に縁ある法哲学研究者の論稿を,6部のシンポジウム形式に編んだ記念論集。第1部には教授の法思想をめぐるシンポジウム,巻末には教授の退官記念講演を収める。
