都市を歩く
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「都市を歩く」「都市を読む」を合言葉に,西南学院大学国際文化学部教員17人の長年にわたる「遊歩者(フラヌール)」体験を結晶化。あてどなく都市を迷い歩き,廃墟のように退隠して無名なる場所に出会い,都市像の未来に向けて世界の,また日本の,過去の,また現在の都市のありかたを意識的に読むためのガイドブック。 (さらに…)
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士族授産と経営
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
明治政府は秩禄処分で武士の常識と家禄を失った多数の失業士族を救済する方途として,士族授産事業の政策を展開することとなったが,この士族授産に関する経営史的研究書は現在のところ皆無であるといってよい。こうした学会の現状にあって,本書は,福岡の士族授産事例を対象に,士族授産経営の内部構造の実態分析,地域産業発達への役割,明治商法(会社法)への対応等を明らかにし,また,士族授産の失敗論=「士族の商法」論議の再検討に迫る足がかりを提供するものである。 (さらに…)
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企業財務制度の構造と変容
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書では,現代企業が抱える諸問題を主として企業財務の側面から理論的・実証的に分析を行ってる。第一部「企業ガバナンスと制度」では企業のガバナンス及びそれに関連する制度,さらに企業を取り巻く利害関係者間の利害調整やリスク配分の問題をとりあげている。第二部「企業システムと企業再生」ではリストラクチャリングや企業再生の手法や現状に関する分析,第三部「企業ファイナンス」では資金調達に関する理論的・実証的な分析を行っている。 (さらに…)
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労働の倫理
- 定価 2,750円(税率10%時の消費税相当額を含む)
『諸宗教の倫理学―その教理と実生活』シリーズは,テーマ別に世界の偉大な諸宗教を比較するものである。第1巻「性の倫理」,第3巻「健康の倫理」,第5巻「環境の倫理」,第4巻「所有と貧困の倫理」と刊行してきた本シリーズは,本書,第2巻「労働の倫理」で完結となる。 ベネディクト派の「祈りと労働」は,おそらく,西洋のキリスト教圏で,労働がどんなに重要な役割を演じてきたか,そして演じているかを,最も明瞭に告げ知らせている。イスラム教,仏教,ヒンドゥー教,そして儒教は人間の労働をどのように評価しているのだろ...
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内生的経済成長論 2[第2版]
- 定価 6,160円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,経済学のうちで最も活気のある研究領域の1つである「内生的成長論」に関する優れた文献である。本書の意義は,既存の成長理論を内生的成長論との関連で位置づけ,一貫した体系にまとめあげ,さらに,実証結果との関連を重視し,真の意味の実証科学としての試みを志向している点である。今では,内生的成長論はマクロ経済学の領域に留まることなく,産業組織論,国際貿易論,開発経済学,イノベーション論,立地論,環境経済学,法と経済学等との関連を深化させ,さらにごく最近では,制度あるいは経済史,政治経済学との関連で...
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