都市を歩く ローマから博多まで

著者名
井口正俊・岩尾龍太郎 編
価格
定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-930-9
仕様
A5判 並製 360頁 C1026
発行年
2006年11月
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内容紹介

「都市を歩く」「都市を読む」を合言葉に,西南学院大学国際文化学部教員17人の長年にわたる「遊歩者(フラヌール)」体験を結晶化。あてどなく都市を迷い歩き,廃墟のように退隠して無名なる場所に出会い,都市像の未来に向けて世界の,また日本の,過去の,また現在の都市のありかたを意識的に読むためのガイドブック。

目次

      プロローグ 都市を読む(井口正俊)
        第1部 ヨーロッパ
        ローマ 時が堆積する街(山田 順)
        シエナ 閾の聖像(松原知生)
      チューリヒ 多彩に輝く多面体(森 泰男)
 「プラハ」私的案内 記憶を辿る旅(中島和男)
       ベルリン 反復する廃墟(井口正俊)
        ロンドン ボズの描いた都市(今井尚生)
        第2部 アメリカ・アジア太平洋
     ニューヨーク アメリカへの門(カレン・J・シャフナー)
       ボストン 多民族・多文化都市(塩野和夫)
     オークランド 多文化都市の形成と発展(大谷裕文)
       バンコク 「天使の都」の歴史と今(片山隆裕)
         上海 都市の深層を歩く(新谷秀明)
        第3部 日本
     江戸の造成 多摩チャンが見たもの(岩尾龍太郎)
         京都 近世と近代の刻印(堤 啓次郎)
         奈良 現代都市の基礎を育んだ街(高倉洋彰)
     旅人の広島 コンタクト・ゾーンとしての都市空間(ミヒャエラ・マンケ)
  鹿児島の異国性 出水の南は薩摩,北はジパング(森田英之)
  博多とヴェネチア 海の論理(岩尾龍太郎)
      エピローグ 都市を歩こう(岩尾龍太郎)

学術図書刊行助成

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