遼東半島上馬石貝塚の研究

遼東半島上馬石貝塚の研究

宮本一夫 編
定価 8,800円(税率10%時の消費税相当額を含む)
1941年に日本学術振興会によって行われた遼東半島上馬石貝塚の発掘は、長い間その資料が公開されないままであった。それは、新石器時代から青銅器時代さらに初期鉄器時代に至るまで連綿と続く遺跡であり、本地域の基準的な土器編年網を構築できる遺跡であった。これによって作り出された遼東土器編年は、中国中原と朝鮮半島さらには北部九州を結ぶことができるものであり、弥生の実年代を考古学的手法によって唯一解明できるものである。その結果、北部九州の弥生時代の開始は紀元前8世紀頃にあることが証明された。さらには、韓国無...
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New Solutions in Legal Informatics, Economic Sciences and Mathematics

New Solutions in Legal Informatics, Economic Sciences and Mathematics

北原宗律,岡村和明 編
定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
広島修道大学経済科学部教員が中心となって取り組んできた,経済科学という新しい学問的立場から社会システムの諸問題の解決に取り組んだ研究成果。経済学,応用情報学,システム科学,数学など多岐に亘る研究分野から,新規の研究方法,理論や政策の提案を行う。 (さらに…)
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後に続く女性たちへ

後に続く女性たちへ

秋枝蕭子 語り/森 邦昭・鈴木有美 編
定価 1,980円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、秋枝蕭子・福岡女子大学名誉教授の「後に続く女性たち」に向けたメッセージをお届けするものです。秋枝先生の語り口は、とてもソフトで気遣いにあふれていますが、同時に視点の鋭さと率直さが大きな特徴になっています。それはおそらく、秋枝先生が男女平等の実現をめざして、その先頭に立って数多くの経験を積んでこられた結果ではないかと思います。本書では、そのような秋枝先生の語り口を、可能なかぎり読者の皆様にお伝えしたいという思いで編集に当たりました。皆様が本書を読み進めていく中で、秋枝先生のお話を直にお聞き...
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保険学における一般性と特殊性

保険学における一般性と特殊性

小川浩昭
定価 6,600円(税率10%時の消費税相当額を含む)
リスク社会という言葉が違和感なく受け入れられている現代社会においては,リスクへの最有力な対応手段である保険をめぐる研究が盛んになってよいにもかかわらず,そうなっていない。保険学の研究が停滞しているのは,従来の保険学に対する批判から,保険学離れが生じているためではないだろうか。そこで本書では,漫然と従来の保険学とされてきたわが国の伝統的保険学の形成過程を考察し,それがいかなるものであるかを明らかにする。そして,それに対する批判として保険学の現状を把握し,保険学の再生の道を探る。 (さらに&hell...
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Mahalla and its Educational Role

Mahalla and its Educational Role

河野明日香
定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
2010年9月に刊行された『「教育」する共同体  ウズベキスタンにおける国民形成と地域社会教育』の英訳書。ソ連からの独立後にウズベキスタンで復活した,イスラームの伝統に則った地域共同体=マハッラ。新国家建設に際してマハッラが果たす役割と課題を,法令,公文書,フィールドワークから探る。具体的には,帝政ロシア以前から現在までのマハッラとその教育的側面の歴史的変遷を明らかにするとともに、独立後のマハッラの構造と教育的活動の実態を社会教育学における地域教育活動の観点から解明する。また、マハッラでの子ども...
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日本の出版物流通システム

日本の出版物流通システム

秦 洋二
定価 4,070円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書では日本の出版物流通業を事例として,流通システムの空間構造が中間業者(取次会社)と小売業者(書店)の間の「垂直的企業間関係」によってどのような影響を受けているのかを分析しています。私たちにとってなじみ深い紙の本や雑誌の流通について、取次会社や書店に対する丁寧な聞き取り調査に基づいて議論が展開されており、その意味で本書は資料的な価値も有していると言えるでしょう。 電子書籍やアマゾンなどのネット書店といった、今流行りの出版事情について触れられていない点を残念に感じる読者もおられるかもしれませんが...
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御津の浜松一言抄

御津の浜松一言抄

辛島正雄
定価 3,960円(税率10%時の消費税相当額を含む)
夢と転生に彩られた甘美な恋物語という従来の解釈から、二人の男が互いの想い人を奪い合う、「恋の闘争」の物語へ  『無名草子』において平安後期物語の三大傑作に数えられながら、近世以前に首尾を逸亡させ、国学者たちによる研究も不発に終わった『浜松中納言物語』(原題「御津の浜松」)は、昭和初期に最終巻の伝本が二本発見されたことにより、研究史上の新時代を迎えた。以来、八十年余りを経て、その間には優れた注釈書も著され、読解のための環境は整ったように見えるのだが、実際にはどうなのか。本書は、最終巻前半に見える主...
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学術図書刊行助成

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