ドイツにおける教育学の発展史
- 定価 7,480円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ドイツの教育学は明治期以降、日本の教育学の成立・発展過程において大きな影響を与えてきた。今日まで、少なからぬ日本人教育学者たちがドイツに留学し、同地で研究生活を送っている。もっとも、ドイツにおける教育思想・教育論としての教育学 (Pädagogik) が日本において注目され、広く知られてきたのに対し、アカデミックな学問としての教育科学 (Erziehungswissenschaft) の実態はあまり知られてこなかった。さらに第二次世界大戦後、ドイツは東西へと分割されたが、主には西ドイツの教育学の...
隣に寝ている人、息が止まっているけど大丈夫?
- 定価 1,980円(税率10%時の消費税相当額を含む)
いびきをかく人は非常に多くいますが、そのなかには眠っている間に呼吸が止まってしまう、「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome: SAS)」の人も多く含まれています。SASの患者さんの呼吸停止は一晩に数百回にも及び、その都度、睡眠が分断されて覚醒が生じるため、寝ても寝ても疲れる、昼間眠くて仕方ない、集中力がない、といった症状が生じます。 SASには、こうした不眠と眠気という側面があり、これに対してしっかり治療を行う必要がある一方、繰り返し生じる低酸素状態、覚醒時に起こる交感神...
遠藤周作とキリシタン
- 定価 6,380円(税率10%時の消費税相当額を含む)
遠藤周作は、自作について書き、また語ることの多い作家であった。それは、創作意図、主題等へも及び、その言説が倣うべき一つの権威となり、研究へも作用する側面のあったことは否めない。本書は、そうした状況にとらわれない、作品と資料との関係を実証的に検討した成果を収める。 第一章から第六章までは、長崎を舞台とした切支丹物を主に、参考資料等からの作品への反映状況を検討した論考により構成した。それは、キリシタン時代から近現代までを背景に、創作活動の中核をなす期間に描かれた最初の切支丹物「最後の殉教者」(195...
サービス論争の300年
- 定価 9,680円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「経済のサービス化」が世界経済を席巻するなか、サービスまたはサービス経済の特徴と性格をどう捉えるべきかを巡る「サービス論争」は未だ解決されていない。本書は、この長き論争で提起されているいくつかの重大な課題の解決に方法論的革新を提供することで、論争の決着を目指すものである。 3世紀も続く「サービス論争」は古典と現代の断絶に起因する。古典学説が与えた厳密なサービスの経済学的定義がなければ、サービス論は経済学の理論体系に取り組まれない。サービス経済の特徴を描く現代理論がなければ、サービス論は現実から離...
Rによる経済・経営データ解析入門
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書はフリーソフトウエアRについて、基本から解説した上で、高度なプログラミング技法やパッケージの利用法、さらには企業の効率的経営や資産運用への応用法を解説するものである。 まず操作手順の基本として、Rコンソールでコマンドを入力して簡単なプログラミングを行う方法や、エディターを用いた、長くてやや複雑なプログラムの作成などを詳細に述べたあと、複雑なプログラミングに利用される各種パッケージの使い方も分かりやすく解説している。本書により読者はRに関するプログラミングスキルを習得することができるであろう。...