朝鮮王朝後期、清の再侵攻に備え膨大に蓄えられた銀や銅銭が緊張緩和に伴い国庫から市場へと滲出し、手工業大国中国と鉱産資源大国日本との狭間で人蔘輸出と銭本位制による”国民経済”が準備されていった。李祘(イ・サン)や張禧嬪 (チャン・ヒビン)が生きた17~18世紀の朝鮮経済史を、史実の着実な検証により解明する。
山本 進(やまもと すすむ) 1959年 滋賀県生まれ 1989年 名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了 現 在 北九州市立大学外国語学部教授 主要論著 『清代財政史研究』汲古書院,2002年 『清代社会経済史』創成社,2002年 『清代の市場構造と経済政策』名古屋大学出版会,2002年 『明清時代の商人と国家』研文出版,2002年 『環渤海交易圏の形成と変容』東方書店,2009年
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