認知考古学はプロセス考古学とポストプロセス考古学の対立を超える21世紀の新パラダイムとなる可能性をもつ。本書は,伝播論や形式学などの考古学における普遍的かつ基本的問題に関わる理論的枠組みを認知的視点から再構築することをめざす著者が,認知考古学とは何かを日本考古学の資料を用いて世に問う本格的理論と実践の著である。
第1部 認知考古学の理論と方法 第1章 考古学において心はどのように扱われてきたか 第2章 認知諸科学における近年の発展 第3章 認知考古学の理論と方法 第2部 縄文から弥生へ――ケーススタディ―― 第4章 現在までの研究の問題点 第5章 属性による空間的変異の位相差とコミュニケーション ――後期後葉―晩期前半 第6章 「縄文」と「弥生」のカテゴリーに関わる人工物の動態 ――後期後葉―晩期後半 第7章 住居跡と埋葬遺構の分析 ――後期後葉―弥生時代開始期 第8章 土器製作スキーマと文化動態 第9章 結 論
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