王政復古期シェイクスピア改作戯曲選集

著者名
鹿児島近代初期英国演劇研究会 訳
価格
定価 6,000 円 (税別)
ISBN
978-4-7985-0224-3
仕様
四六判 上製 574頁 C1074
発行年
2018年4月
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内容紹介

1642年、シェイクスピアの没後30年足らずで勃発した内乱(清教徒革命)によってイギリスにおける商業演劇の伝統は断絶した。それから18年を経て、王政復古を機に再開した劇場では内乱期以前とはまったく異質な演劇が、まったく異質な嗜好を持った観客たちのために上演されるようになる。それまで存在しなかった職業的女優が舞台に登場するようになったのもこの時期のことだった。

英文学史上最も悪名高いネイハム・テイトによるハッピーエンド版『リア王』に加え、コリー・シバーによる『リチャード三世』の改作版、ジョン・レイシーによる『じゃじゃ馬馴らし』の改作『スコットランド人ソーニィ』、ジョージ・グランヴィルによる『ヴェニスの商人』の改作『ヴェニスのユダヤ人』を収録。王政復古期シェイクスピア改作戯曲の代表作の本邦初訳に詳細な解説を付した。

目次

  まえがき/大和高行
 
英国王政復古期演劇と「適正化」されたシェイクスピア/小林潤司
 
スコットランド人ソーニイ/ジョン・レイシー 作(1667年)
 
 大和高行・小林潤司・杉浦裕子・山下孝子・丹羽佐紀 訳
 
『スコットランド人ソーニイ』解説/大和高行
 
リア王一代記/ネイハム・テイト 作(1684年)
 
 大和高行・杉浦裕子・小林潤司 訳
 
『リア王一代記』解説/大和高行
 
リチャード三世/コリー・シバー 作(1700年)
 
 大和高行・丹羽佐紀・小林潤司・山下孝子・杉浦裕子 訳
 
『リチャード三世』解説/大和高行
 
ヴェニスのユダヤ人/ジョージ・グランヴィル 作(1701年)
 
 杉浦裕子・大和高行・小林潤司・丹羽佐紀・山下孝子 訳
 
『ヴェニスのユダヤ人』解説/杉浦裕子
 
  参考文献
  初出一覧
  あとがき/大和高行

著者紹介

小林潤司(こばやし じゅんじ)
大阪市立大学大学院博士後期課程単位取得退学。現在、鹿児島国際大学国際文化学部教授・
同学部長。著書に『シェイクスピア  古典文学と対話する劇作家』(松籟社、2014年、
共著)、『甦るシェイクスピア  没後四〇〇周年記念論集』(研究社、2016年、共著)
など。

杉浦裕子(すぎうら ゆうこ)
博士(文学、福岡女子大学)。鳴門教育大学などを経て、現在、甲南大学文学部准教授。
著書に『シェイクスピア時代の演劇世界  演劇研究とデジタルアーカイブス』(九州大学
出版会、2015年、共著)、翻訳に『トマス・グラバーの生涯  大英帝国の周縁にて』
(岩波書店、2012年、共訳)など。

丹羽佐紀(にわ さき)
広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、鹿児島大学教育学部准教授。
主な論文に「ボヘミアの「呑み込む」海と熊  『冬物語』におけるアーケイディア」『鹿
児島大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編』第67巻、2016年、「文学作品における解釈
の多様性を目的とした映像教材活用について  実践と課題」『鹿児島大学教育学部教育実
践研究紀要』第25巻、2016年、など。

山下孝子(やました たかこ)
筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科単位取得退学。現在、鹿児島国際大学教授。訳書
に『ニュー・ミメーシス シェイクスピアと現実描写』(法政大学出版局、1999年、共訳)
など。

大和高行(やまと たかゆき)
修士(文学、九州大学)。九州大学を経て、現在、鹿児島大学学術研究院法文教育学域法文
学系教授。主な著書に『英文学と道徳』(九州大学出版会、2005年、共著)、『ことばの楽
しみ』(南雲堂、2006年、共著)など。

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