セリーヌの道化的空間

著者名
木下樹親
価格
定価 5,830円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-958-3
仕様
A5判 上製 248頁 C3098
発行年
2008年1月
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内容紹介

呪われた作家から自虐の道化師へ――本書は〈敗残の巨人〉セリーヌの作品を20世紀の傑出した道化文学として読み解く試みである。主要な長編小説のみならず,今なおタブー視されている激烈な反ユダヤ主義文書も射程に入れ,セリーヌの創作的想像力の本質に迫っている。単独著者によるセリーヌ研究書としては本邦初の出版である。

目次


第一章 道化物語としての『夜の果てへの旅』
  一 『夜の果てへの旅』における道化的な笑い
  二 矛盾の敷居――第一セカンス
  三 道化物語としての『旅』
第二章 〈フェルディナン作品群〉におけるグロテスク
  一 『なしくずしの死』における〈進歩〉と懐古趣味
  二 『戦争』における〈グロテスク〉
  三 『ギニョルズ・バンドII』におけるファンタスム
第三章 三つの〈バガテル〉
  一 三つの〈バガテル〉
  二 『戯言』の文学論
  三 臨床医と香具師の想像力
  四 苦境からポエジーへ
第四章 セリーヌの〈夢現劇〉
  一 壁に閉ざされたシャンソン
  二 〈めまい〉の夢現劇
第五章 〈ドイツ三部作〉における道化的空間
  一 〈ドイツ三部作〉序論
  二 廃墟の道化師たち
結 論
 註
 参考文献一覧
 あとがき
 索引

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