目次
序
第一章 道化物語としての『夜の果てへの旅』
一 『夜の果てへの旅』における道化的な笑い
二 矛盾の敷居――第一セカンス
三 道化物語としての『旅』
第二章 〈フェルディナン作品群〉におけるグロテスク
一 『なしくずしの死』における〈進歩〉と懐古趣味
二 『戦争』における〈グロテスク〉
三 『ギニョルズ・バンドII』におけるファンタスム
第三章 三つの〈バガテル〉
一 三つの〈バガテル〉
二 『戯言』の文学論
三 臨床医と香具師の想像力
四 苦境からポエジーへ
第四章 セリーヌの〈夢現劇〉
一 壁に閉ざされたシャンソン
二 〈めまい〉の夢現劇
第五章 〈ドイツ三部作〉における道化的空間
一 〈ドイツ三部作〉序論
二 廃墟の道化師たち
結 論
註
参考文献一覧
あとがき
索引