人文科学
戦間期農地政策史研究
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,従来の農民運動史・農地政策史研究の批判的検討を行ないつつ,小作調停法の運用過程を新しい分析方法と詳細な資料で綿密に解明することにより,戦間期農地政策の歴史的意義を現代資本主義的経済政策との関連で検討した意欲的労作である。(平成2年度日本農業経済学会賞受賞)

佐嘉城下町竈帳
- 定価 16,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
鍋島家文書「竈帳」は嘉永7年(1854)に作成されたものであり,城下町の竈構成を詳細に記録した史料として他に類例がない。幕藩制社会の城下町研究だけでなく,わが国都市史研究の根本史料とみなされる。

The Syntactic and Stylistic Development of the Infinitive in Middle English
- 定価 6,600円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は「主語及び目的語機能領域における中世英語不定詞の統語的文体的発達と定形節の関係」という主題のもと,両統語構造を再検討し,客観的なデータに基づいた体系的研究成果として呈示したものである。

英語学の視点
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,500円)
九州大学で先生の教えを受けた者たちによる,英語学・言語学など幅広い言語研究論文23篇。第1部では古い時代の英語を扱い,第2部では現代英語の言語現象を考察し,さらに第3部では日本語についての研究論文を収めている。

動作とこころ
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,500円)
動作と障害,動作と心理療法,動作の心理学的基礎の3部門にわたるシンポジアムを合わせて一冊とした。若き心理学徒の新しい心理学への大いにアンビシアスな試み。

弁証法的範疇論への道程
- 〔品 切〕(参考:本体価格 5,800円)
カントの批判書や遺稿等に見られる範疇論から,フィヒテ・シェリングについて,弁証法的範疇論の生成史を詳細にかつ明快に論述したものである。また,それを踏まえて著者独自の範疇論を展開している。

伊勢物語・大和物語
- 定価 11,000円(税率10%時の消費税相当額を含む)
各段の発想の基底を捉え,登場人物の微妙な心の動きを追い詰めることによって作品の本質に迫る。常に古来の注釈書にくまなく目を通し,慎重な手続きのもとに,学界に目覚ましく有効な一石を投じる。

長崎外国人居留地の研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 10,000円)
本書は,内外の貴重な古地図,古文書を駆使して,長崎居留地の形成・発展・推移を明らかにした著者積年の研究成果の集大成であり,日本の近代化について国際的視点を重視して,幕末外交史研究の空白を埋める。

坪内逍遥研究
- 定価 9,350円(税率10%時の消費税相当額を含む)
先駆者の使命に燃える逍遥は,文学に関する基本的で本質的な課題をほとんど検討している。本書は逍遥の初期約10年間の文学的営為の試論と考証であり,逍遥及び明治草創期文学の研究史に新たな地平を拓く。

舞踊における美への視点
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,「舞踊鑑賞の認知構造」を実証的に明らかにした13章と附票から成り,研究対象の選択,精緻なデータ処理,表示法のくふうなど,舞踊研究へ多くの示唆を与えるとともに,世界の舞踊の中での琉球舞踊を位置づける。
