遺伝子の時代の倫理

シリーズ名
熊本大学生命倫理研究会論集1
著者名
高橋隆雄 編
価格
定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-609-4
仕様
A5判 上製 260頁 C3012
発行年
1999年12月
ご注文
  • 紀伊國屋
  • amazon
  • 楽天ブックス
  • セブンネットショッピング

内容紹介

 ヒト・ゲノムの解析が着々と進み,遺伝子診断や遺伝子治療,クローン技術が実用化しつつあるという現在という時点は遺伝子の時代の入口に位置しており,それに伴うさまざまな倫理的問題が見え隠れしている。この論集では,遺伝子の時代のもたらす倫理的諸問題の輪郭を素描し,また,その中核にあるものについて,医学,生物学,倫理学の研究者がそれぞれの専門の立場から論じてみた。 

目次

第1章 人間と遺伝子の視点…………………………………………………(中山 將)
第2章 出生前検査・診断――その背景とわが国での現状――………(松田一郎)
第3章 「生命倫理」の課題としての「人の誕生」
    ――出生前診断の問題から見えてくるもの――………………(八幡英幸)
第4章 遺伝子治療の現状
    ――エイズ遺伝子治療の申請から中止まで――………………(松下修三)
第5章 クローン技術…………………………………………………………(中石裕子)
第6章 ヒト・クローン作製をめぐる倫理的諸問題………………………(高橋隆雄)

学術図書刊行助成

お勧めBOOKS

若者言葉の研究

若者言葉の研究

生きている言語は常に変化し続けています。現代日本語も「生きている言語」であり、「…

詳細へ

犯罪の証明なき有罪判決

犯罪の証明なき有罪判決

冤罪はなぜ起こるのか。刑事訴訟法は明文で、「犯罪の証明があった」ときにのみ、有罪…

詳細へ

賦霊の自然哲学

賦霊の自然哲学

物理学者フェヒナー、進化生物学者ヘッケル、そして発生生物学者ドリーシュ。本書はこ…

詳細へ

帝国陸海軍の戦後史

帝国陸海軍の戦後史

近代日本のなかで主要な政治勢力の一翼を担った帝国陸海軍は、太平洋戦争の敗戦ととも…

詳細へ

構造振動学の基礎

構造振動学の基礎

本書の目的は,建物・橋梁・車両・船舶・航空機・ロケットなど軽量構造物の振動現象を…

詳細へ

九州大学出版会

〒819-0385
福岡県福岡市西区元岡744
九州大学パブリック4号館302号室
電話:092-836-8256
FAX:092-836-8236
E-mail : info@kup.or.jp

このページの上部へ