自己決定の時代の倫理学

著者名
高橋隆雄
価格
定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-660-5
仕様
A5判 上製 232頁 C3012
発行年
2001年1月
ご注文
  • 紀伊國屋
  • amazon
  • 楽天ブックス
  • セブンネットショッピング

内容紹介

 本書ではデータ解析にもとづく倫理学の理論の概要を述べるとともに,総計6,000名にのぼる高校生等への意識調査の結果を踏まえた,自己決定の時代の現状分析を行っている。現状分析の内容は,マスコミによるイメージ操作の検証,個人主義的自由主義の原理であるミルの原理の受容状況や問題点,いじめの分析,他者概念の検討,大人と子供の境界の曖昧化現象の考察等であるが,それらを貫く縦糸は「自己決定」,「自由」である。また現代は,生命や環境,情報といった領域で,社会のレベルでも自己決定する必要に迫られている。本書の提唱するところの調査にもとづく倫理学の方法は,いわゆる「反省的均衡」の方法を実行可能にするものであり,社会的自己決定を導く有力な方法である。

目次

はじめに
第1章 意識調査にもとづく倫理学の理論
      トップダウンとボトムアップの総合  
第2章 本書における統計的手法とその哲学的含意
第3章 われわれはどれだけ自己を理解しているか
第4章 現代日本におけるミルの原理の受容状況
第5章 いじめについての解析
第6章 自己決定を取り巻く状況
      自然・家庭・社会  
第7章 自己決定の時代に向けて
高校1年生アンケートとパーセンテージ

学術図書刊行助成

お勧めBOOKS

前近代イスラーム社会と〈同性愛〉

前近代イスラーム社会と〈同性愛〉

本書は、およそ9-14世紀のイスラーム社会における〈同性愛〉という概念が芽生えていく過程を明らかにするものである。一般に、現代に至るまでイスラーム法では同性愛が禁じられているが、歴史的には男性同士の性愛が文学作品などに広 […]

詳細へ

タマリンドの木に集う難民たち

タマリンドの木に集う難民たち

2013年12月、南スーダンの首都ジュバで生じた政治家同士の対立がもととなった武力衝突は、瞬く間に南スーダン全土を巻き込む内戦と化した。一民族をターゲットとした「ジュバ虐殺」の後、人々は国家から押し付けられた「民族対立」 […]

詳細へ

液体ロケットの構造システム設計[改訂版]

液体ロケットの構造システム設計[改訂版]

日本の液体ロケット開発は、アメリカから導入されたデルタ・ロケットの技術を基礎としてスタートした。デルタ・ロケットは元々中距離弾道ミサイルとして開発されたロケットであることから、導入した液体ロケット技術は日米政府間協定によ […]

詳細へ

若者言葉の研究

若者言葉の研究

生きている言語は常に変化し続けています。現代日本語も「生きている言語」であり、「…

詳細へ

九州大学出版会

〒819-0385
福岡県福岡市西区元岡744
九州大学パブリック4号館302号室
電話:092-836-8256
FAX:092-836-8236
E-mail : info@kup.or.jp

このページの上部へ