認知発達心理学では青年前期は看過されてきたが,人格・青年心理では青年前期は特別な時期とされてきた。本書は,課題成績が一時的に低下するU字型発達曲線が青年前期に集中することに注目し,幼児から大学生までの被験者に基礎的物理課題の判断をさせ,その質的変化を比較検討したものである。本書で幼児期から児童期,青年期までの主な認知発達理論を学習できるとともに,教育,発達を考える新たな観点が見いだせるだろう。
序 文(山内光哉)第1章 問題と目的 青年前期の認知特性/U字型発達曲線/Piagetに見られる U字型発達曲線/重さのつり合いの判断第2章 重さのつり合い判断におけるU字型発達曲線の確認 Piaget課題の拡張とU字型発達曲線の確認/青年後期の被 験者を含めた第二,第三位相の確認第3章 U字型発達曲線出現のメカニズム 誤りと関係する知識は何か/誤った判断への知識の影響/ 素朴理論の強さ第4章 総合考察と今後の課題 総合考察/本研究の意義と今後の課題資料/索引/文献
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