本書は,ジェンドリンの体験過程療法から出発して,心理療法における体験の変化について著者独自の理論と技法を展開したものである。心理療法の過程でのクライエントとセラピスト双方の「主体感覚」(体験に伴う自律性の感覚)の変遷に注目し,「主体感覚の賦活化」に焦点をあてた理論・技法を,従来の体験過程療法よりもさらに広い範囲の事例に適用可能なものとして提案している。
第1部 理 論第1章 本研究の基本的立脚点――体験第2章 主体感覚の概念の提示 第2部 事例研究第3章 体験的応答により主体感覚が賦活された事例の検討第4章 体験的応答が十分な効果を持たない事例におけるアプローチの原則第5章 体験の情緒面へのアプローチが有効であった事例の検討第6章 体験の身体感覚面へのアプローチが有効であった事例の検討 第3部 考 察第7章 主体感覚の概念の明確化第8章 主体感覚と心理的距離第9章 主体感覚を賦活する心理療法のプロセス第10章 本心理療法論の特徴第11章 他の理論との比較検討第12章 今後の課題
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