林業と森林管理を担ってきた主体として林家と森林組合をとりあげ,その存在形態と意義,問題点を実証的に分析する。また戦後の森林・林業政策における担い手策を跡づけるとともに,EU型の林地に対する直接所得支持制度とわが国における中山間地域対策に端を発した新たな担い手対策の分析をもとに,今後の林業,森林管理の担い手策の可能性を検討する。
序 章 研究の目的と方法 第1章 わが国の戦後の林業・林政の展開と林業・森林管理の担い手 第2章 林家による森林管理の現状と課題 第3章 森林組合による森林管理の意義 第4章 ドイツにおける農林家への支援策 第5章 わが国における農林家への支援策をめぐる可能性 ―1990年代の担い手対策― 終 章 結 言
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