目次
第1章 情動の中枢 ――視床下部の構造と機能――
1. 視床下部の構造
2. 情動と本能
3. ネコの威嚇防御行動の発動と制御 ――Siegel,A.らの研究――
第2章 情動とストレスの脳内処理機構
1. 前頭前野
2. 海馬・辺縁系
第3章 情動と学習
1. 分子細胞レベルにおける記憶,学習機構
2. スイッチ切り学習と脳内自己刺激
第4章 ストレスモデルとしての情動反応
1. 情動研究の重要性
2. 情動行動と自律神経内分泌系および内臓病変
3. 情動行動と免疫能
第5章 情動とストレスの臨床医学
1. 小児における情動の発達過程
2. 老年期における情動とストレス
3. 情動と行動変容 ――強迫性障害をモデルとして――
4. 外傷後ストレス障害:歴史と展望
5. 大うつ病とストレス