華僑社会経済論序説
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,500円)
華僑は幇派=結合力を背景として,東南アジア地域に複合民族社会の一構成部分を形成するに至った。本書は華僑をめぐる歴史をふり返り,課題を明らかにし,展望を試みる,総合的研究方法による新しいアプローチである。

新版 現代信用理論批判
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,傘寿を迎えた著者のここ10年あまりの間に発表された論文を1本にまとめたものである。その主題は,現代信用理論の成立とその解体=貨幣数量説の新系譜の生成・発展・崩壊の過程をあとづけたものである。

九州石炭産業史論
- 〔品 切〕(参考:本体価格 6,000円)
戦後わが国の石炭産業研究をリードしてきた著者の代表的論稿――九州石炭産業の生成過程,経済構造,中小炭鉱問題,賃金・失業問題に関するもの――を集約。日本経済史の一環としての石炭産業史研究に欠かせない一書となろう。

トマス主義の法哲学
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
今日までのわが国の法律学・政治学の思考枠組であった新カント派的観念論の死滅を宣して,現代の存在論的傾向の諸哲学派の中心勢力をなすトマス主義の立場から,法哲学の新しい体系を提示する。

心臓活動の神経性調節とその病態
- 定価 8,800円(税率10%時の消費税相当額を含む)
基礎・臨床,生理・病態の両面から心臓に焦点を絞り,自律神経機能を広く取り扱った本邦初の成書。基礎の研究者や循環器病を扱う臨床家にとって貴重な参考資料となるであろう。なお本書は,日本生命財団の助成を得た。

トマス主義の憲法学
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,仏・独の主要なトミストの憲法学者の理論の分析などにより,わが国の憲法学界の思考枠組を形成している新カント派的な観念論的傾向を真向から批判し,新しい存在論的憲法学の基礎理論を提供する大胆な試みである。

交通安全の研究
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
道路交通システムは階層構造を持ったシステムと考えられる。本書は,人―車系というタスクシステムを中心に,全く新しい観点から予防安全という未分化な問題を体系化しようとする試みである。(昭和62年度国際交通安全学会賞受賞)

映画学から映像学へ
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
戦後の映画-映像理論に支配的だったサルトル,メルロ-ポンティの現象学,構造主義的記号学から,ラカンの精神分析やクリステヴァの記号分析が広く取り入れられ,今までの研究方法そのものが問いなおされている。本書は著者の映像学の新たな成果である。

日本の総選挙1986年
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,000円)
86年総選挙は大きな歴史的結果を記録した。自民党は300台議席の大勝を得,社会党は大敗し,いわゆる55年体制の完全な解体を印した。本書は,選挙の実態を精細に解明することにより,実証的資料として続けられている総選挙の分析シリーズである。

西欧中世における都市と農村
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
地域内部での都市的・農村的諸機能の編成と分布を,あらゆる定住地に目を配って再現しようとする地域史の手法により,中世における都市と農村との多様な共生関係が解明される。
