技術革新と経済構造
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「企業の研究開発投資」,「新技術・新製品の普及」,「市場の構造」,「技術構造と経済構造」をキーワードとして,技術革新と経済構造に関する分析をミクロ経済学的視点とマクロ経済学的視点の両面より行う。 (さらに…)

ヘルダー 旅日記
- 定価 6,380円(税率10%時の消費税相当額を含む)
自伝的記述から文学,歴史,教育までも含む『旅日記』は著作家ヘルダーの核心を呈示しているのみならず,ヨーロッパ啓蒙主義という18世紀の大きな時代思潮の中を旅するドイツの知識人の姿を鮮明に伝えている。詳細な訳注,書簡,説教,詩など作品理解を深める資料も収めた『旅日記』の決定訳。 (さらに…)

モザイクのきらめき
- 定価 2,090円(税率10%時の消費税相当額を含む)
イタリア・ヴェネチアの南150kmにラヴェンナという町がある。一時期、西ローマ帝国の首都の役割を果たしたこのラヴェンナには、多くの教会堂が建設された。その教会堂の大部分には、モザイク・ガラスによる宗教的壁画が描かれ、現在でも完全に近い形で残されている。そのモザイク・ガラスによる調和のとれた美しさに、誰もが圧倒される。 本書は、まず、それら教会堂の空間的特徴を明らかにして、ついでその中に描かれたモザイクの特徴、さらにモザイクを製作した職人集団などを、ローマ帝国のマクロ的、ミクロ的史実によりながら...

The Twilight of the British Literary Ballad in the Eighteenth Century
- 定価 10,120円(税率10%時の消費税相当額を含む)
イギリスの口承物語歌「バラッド」は18世紀になって盛んに蒐集されるようになった。それとともに民族の遺産としてのバラッドの持つ魅力に多くの詩人たちが注目するようになり,「バラッド詩」と呼ばれる独特の模倣詩が生まれた。本書は,生成期の18世紀バラッド詩の模倣と逸脱をめぐるわが国最初の本格的な論考であり,Appendixに添えた 'Poets on the Ballad' は,今後のバラッド詩研究を支える重要な資料集である。 (さらに…)

中華人民共和国教育法に関する研究
- 定価 8,250円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,近年中国で制定された中華人民共和国教育法を対象として,現代中国の教育法規と教育法現象を解明した本格的な研究の書である。社会主義的教育法の変容を中心に現代の中国の教育法の法体系と法理論,そして教育社会の法現象の特徴を明らかとする。 (さらに…)

旧韓国〜朝鮮の日本人教員
- 〔品 切〕(参考:本体価格 7,500円)
日本人が旧韓国―植民地朝鮮の教育界を牛耳っていたことは事実であるが,日本人教員の具体的な人事や教育活動を総体として把握することは困難である。そこで本書では,便宜的な方法としてふたつの方向からの接近を試みた。彼ら日本人教員の出身県と出身校からのアプローチである。 第1部は,西日本各県(山口・福岡・佐賀・熊本・鹿児島・沖縄)出身者の動きを追跡したものである。 第2部は,戦前日本の高等師範学校4校と旧韓国―植民地朝鮮との関わりを追求したもので,第I部を県人会版とすれば,第II部は高師同窓会版である。 ...

筑肥国境脊振山争論文書
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,400円)
江戸時代,天和,貞享,元禄年間にわたって筑前と肥前が争った脊振山の境界論争は,元禄六年,幕府の評定所による裁許により肥前側の全面勝利という形で決着をみた。この争論に関しては,福岡藩が完敗したためか福岡側には文書がほとんど残っておらず,これまでは佐賀側のいわば勝者側の史料によって考察するほかなかった。 しかし今回,実際に折衝にあたり,情報の収集にあたった筑前側の村の史料が発見された。この史料は,肥前側当事者および福岡藩との間で交わされた文書,私人または百姓代表から庄屋への情報等,多岐にわたる。この...

Case Marking and Verb Morphology in Early Syntactic Development
- 定価 8,140円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,英語における格体系の獲得の初期発達段階にある子供の観察を通して,非主格主語の現象を動詞の屈折形態の発達と関連づけて分析するものである。発話の詳細な分析の結果,主語の位置で用いられる主格,属格,対格の形態をもつ代名詞の振る舞いは,規則性をもっており,大人の文法で見られるのと同じ素性照合のメカニズムによって認可されると主張する。この非主格主語の現象は,代名詞や動詞の形態変化が豊ではないという英語の特性に起因すると論じ,このことを示すことによって,主語として用いられる主格,非主格形態の代名詞...

江戸俳諧史論考
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,蕉風俳諧が享保期の江戸の地に広がり,大きく展開していく様相を初めて描き出したものである。第一部の三章「誠と作意」「親句疎句」「伊達」では,水間沾徳の研究を通して,新しい俳観史観を提示し,第二部の江戸俳人の研究では,俳人の伝記研究が,そのまま江戸俳諧の実相を浮かびあがらせるものとなっており,大名の点取俳諧については,新しい研究領野に,初めて手が加えられたものである。 (さらに…)

Negative Constructions in Middle English
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
いわゆる中英語の時代に英語は大きく変容した。中英語期は,ゲルマン語の特徴を少しずつ失いながら,言語の仕組みを再編成して,近代英語への橋渡しをする時代である。否定構文についても,古英語から受け継いだneが衰退し,一方でnotが確立する重要な時期にあたる。本書は,否定構文の発達を中心に,中英語の多様性と英語史における意義を考察する。 (さらに…)
