目次
序 章 問題の所在――「沖縄人」であるということ――
第1章 士族文化の成立
古琉球から近世琉球へ/島津の琉球支配――同化から異化へ――琉球
王国の再建/士族社会における門中制度の形成
第2章 士族文化の拡散
『おもろ主取家元祖由来記』の分析/『三司官伊江朝睦日日記』の分析
『子孫永々心得之傳書』の分析/『家流記』の分析/『元祖之儀』の分
析/「位牌致焼炎候者并係合之者共口問」の分析/士族文化の拡散
第3章 「物語祖型」の成立
「長浜系図」の成立/『琉球祖先宝鑑』の成立/『通俗琉球北山由来記』
の成立/「物語祖型」の成立
第4章 沖縄的自己アイデンティティの成立
『玉城間切冨里村世礼知念原ノ一門中元祖由来記』の分析/『玉城村字
垣花知念ノ新垣順造元祖由来記』の分析/『西銘門中之由来記』の分析
/『東松田比嘉家之由来記』の分析/孫姓平田門中系譜の分析/易姓門
中の分析/沖縄的自己アイデンティティの成立
終 章 祖先崇拝と沖縄的自己アイデンティティ