目次
第一篇 家族史研究と《種の繁殖》の命題
序 章 《種の繁殖》の命題に関する問題点
第一章 家族史研究と史的唯物論
青山・玉城論争を中心として
第二章 いわゆる《種の繁殖》の命題と史的唯物論
玉城肇教授の反批判論文への再批判
第三章 近親姦禁忌の発生に関するモルガン=エンゲルス理論とその批判
第二篇 エンゲルスの『家族起源論』と現代民族学
第一章 『家族起源論』の体系と《家族》の起源
第二章 原始乱交=集団婚説の批判的検討
第三章 母系制の物質的基礎と一夫一婦制の形成過程
第四章 原始血縁共同体の親族構造
第三篇 補 論
第一章 原始共同体に関する論争
B.マリノウスキー対R.ブリフォールト
第二章 近世自然法論と民族学
動物社会学的家族起源論
第三章 植民地支配のイデオロギーとしての国家最高地主説の展開
英蘭両国のインドネシア支配を中心として
第四篇 増補版 補論
第一章 女子労働の発展と家父長制の止揚
エンゲルスの『家族起源論』の現代的意義
第二章 原始共同体の社会規範と《家と屋敷地》