本書は,経済成長の実証分析に関するものである。本書は3つの章から構成されている。まず,第1章では,1965年以降の約100カ国における1965年以降の経済成長に関する実証分析を行い,経済成長の要因を探求している。第2章では,経済成長と民主主義に関する実証分析が行われている。最後の第3章では,インフレと経済成長の関連が実証的に検討されている。
1 経済成長と収束性 新古典派成長論と内生的成長論/国家間の成長分析のためのフレーム ワーク/国家間の成長に関する実証的な帰結/クロス・カントリー回 帰分析と国別の固定的な効果/成長予測 2 経済と政治発展の相互作用 理論的概念/民主主義の経済成長への影響/民主主義の決定要因に関 するフレームワーク/民主主義に関する回帰分析結果/民主主義の長 期予測/結論 3 インフレーションと成長 インフレーションに関するデータ/経済成長へのインフレーション効 果における予備結果/インフレーションの内生/インフレーションに おける結果の要約
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