マクロ経済分析

著者名

島田　章・高木かおる・深浦厚之

価格

定価 3,300円（税率10％時の消費税相当額を含む）

ISBN

978-4-87378-827-2

仕様

A5判　上製　210頁　C3033

発行年

2004年5月

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内容紹介
目次

内容紹介

マクロ経済学や金融論に関心を持つ学生・院生を対象に，現代マクロ経済学の最新の話題を論じた。国際間労働移動や外国人労働者問題，貨幣と流動性の関係，経済成長と技術革新などマクロ経済諸問題を詳細に分析した。初学者にとっての読みやすさにも配慮している。

序　章
　　国内所得の諸概念／45度線モデルによる国内所得の決定／IS-LMモデル
　　による国内所得と利子率の同時決定／総需要・総供給分析による国内所
　　得と物価水準の同時決定
第１章　２国マクロ経済モデルにおける国際労働移動
　　モデル／組合と政策当局の行動が両国で対称的な２国経済／組合と政策
　　当局の行動が両国で非対称的な２国経済
第２章　国際労働移動に関する政策目的の達成可能性
　　モデル／国際労働移動に関する政策目的が国際労働移動に及ぼす影響
第３章　交換経済と貨幣の発生
　　貨幣的用途と物理的用途／基本モデル／流動性の変換／エコマネーの非
　　効率性／単一貨幣経済／物々交換と貨幣交換
第４章　不換紙幣の機能と貨幣性
　　受容性と数量方程式／貨幣供給量と貨幣性／不換紙幣の導入／不換紙幣
　　経済の定常状態
第５章　決済機能とそのマクロ効率性
　　クレジットカードシステムのマクロ経済学的便益／ガバメントカード導
　　入の試み／在庫モデルによる考察／外部委託業務としてのガバメントカ
　　ード／クレジットカードシステムの公益性／クレジットカードシステム
　　の将来像
第６章　研究開発と資本蓄積の相互関連性と経済成長
　　モデル／長期経済成長／長期経済成長率と最適政策
第７章　技術移転とイノベーション
　　モデル／技術移転モードとイノベーション――基本ケース――／技術移転
　　モードとイノベーション――拡張ケース――／労働賦存とイノベーション