教育改善のための大学評価マニュアル 中期計画実施時の自己評価に役立つ25のポイント

著者名
関口正司
価格
定価 1,540円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-838-8
仕様
A5判 並製 148頁 C3037
発行年
2004年7月
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内容紹介

 本格的な大学評価の時代が始まろうとしています。7年に1度の機関別認証評価が日本のすべての大学に義務づけられました。法人化した国立大学は,さらに今後6年以内に文部科学省の国立大学法人評価委員会による評価を受けなければなりません。「自分の所属する大学はこうした本格的な評価に対応できるのだろうか」という不安を持つ評価担当者も少なくないはずです。
 本書はこうした不安に応えながら,評価作業にともなう試行錯誤の負担を軽減し,大学評価への積極的取組を促すことをめざした大学評価(教育活動面での評価)マニュアルです。著者はこれまでの自分の評価経験の中で「ああしておけば良かった,こうすればもっと良かった」と思ったことを含めて,様々なノウハウやアイデアをできるだけ具体的な形で本書に盛り込みました。
 こうしたノウハウやアイデアの紹介を通じて本書が示そうとしている大学評価の極意は,けっして難解・複雑なものではありません。それは「評価の結果を改善につなげようとする前向きな姿勢」ということに尽きます。評価を義務としてではなく,大学を良くする活動として楽しんでしまおうということです。
 本書は国立大学を評価の舞台として想定していますが,国立大学の評価担当者や法人役員ばかりでなく,法人化を控えている公立大学や機関別認証評価の準備を進めている私立大学の関係者の方々にも役立つことでしょう。

目次

          第?部 導入篇
第1章 評価の意義と課題
  何のための評価?/大学評価の過去・現在・未来
第2章 各種の教育評価
  大学評価機構の教育評価/大学基準協会の教育評価/JABEEの
  教育評価
       第?部 実践篇
第3章 自己評価体制と作業計画の作り方
  評価チームの編成/作業計画の策定/同僚の理解・協力と支援
  体制/評価結果を改善につなげる仕組
第4章 評価基準の設定
 
 中期計画と自己評価の基準/評価基準設定手順の概要/各手順
  における作業の内容と方法
第5章 自己評価書における根拠データ
  「目標」類型と根拠データ/「目標」の数値化を促進する別方
  式の類型化/根拠データの効果的な提示方法

学術図書刊行助成

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