内容紹介
九州大学では学部1,2年生を対象に、海外初心者でも行きやすいソウル、釜山、台北、ハワイを舞台とした、現地の学生と教え合いながら学ぶ楽しさを体験できるプログラムを提供している。協働学習の面白さを体験することで、長期留学に対する学生の興味、挑戦心を引き出すファーストステップとなるプログラムをどのように作り上げてきたのか、その秘訣を紹介する。
短期留学プログラムにPBL (Problem-Based Learning)とTBL(Team-Based Learning)を導入し、東アジア社会の共通課題について学ぶ協働学習の場を作り出す。充実した事前/事後のフォローを設定することで、学生達は目的意識をしっかり持って海外研修に参加でき、現地学生との PBL / TBLでは、異文化、異言語の学生たちとの議論を通して協働学習の意義を理解するようになる。英語での議論が苦手な初級者でも参加し易いように工夫するなど、様々な取り組みについて紹介する。