社会科学
資本と労働の経済理論
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,000円)
本書は,古典的経済学の批判的継承の上に築かれたマルクスの経済学を,戦後日本の研究蓄積を踏まえて再編成しようとするものであり,経済原論の教本として平明さに意を用いて叙述されている。
明治期紡績技術関係史
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,明治期綿糸紡績業における紡機国産化問題や,紡績技術の交流・伝播の実態,技術自立化問題などを考察,さらに技術に関わる水力・石炭の動力資源問題も取り上げ,わが国の産業近代化・工業化はいかなる過程を経て達成されてきたかを,綿糸紡績業の発展に照して,その一斑を明らかにするものである。
日韓関係の再構築とアジア
- 定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は日韓の政治社会の特質を剔溟して,葛藤と軋轢の絶えなかった日韓関係の是正と新しい可能性を模索する。更にアジアもヨーロッパのような統合がもたらす利点とその必要性を自覚して,新しいパラダイムと新理想主義を形成し,アジア共同体を推進していくことによってのみ諸問題が解決されると主張する。
アジア太平洋地域の会計
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,アジア・太平洋地域の主要諸国の財務会計・管理会計の実践と理論を広く政治経済,文化との関連において考察した専門書である。会計の国際比較研究やアジア・太平洋地域の経営に関心をいだく学生,研究者,実務家にとっての必読の書である。
タイの工業化と社会の変容
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,800円)
タイは80年代後半から外資,とりわけ日本資本の「集中豪雨的な進出」を受けて急速な工業化の結果,タイ伝統社会は劇的な変化を経験した。本書は日・タイ両国の経済学者,タイ地域研究者,社会学者による国際共同研究の成果である。
イギリス資本主義と帝国主義世界[第2版]
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,イギリス資本主義における内政史の展開,世界的ポンド循環におけるイギリス帝国の位置,ヨーロッパ大陸主要国における経済連鎖の構造,この三点から帝国主義世界の全体像に接近した共同研究の成果である。
高齢者生活文化の創造
- 定価 3,850円(税率10%時の消費税相当額を含む)
超高齢社会に生きるこれからの高齢者が,それぞれに生きて在る社会的責任を果たしながら,いかに積極的に生き抜くか。この変動期における生活文化創造の視点から,九州地区における実態調査に基づいた種々の提言を行なう。
経済計画の理論
- 定価 5,280円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書では,経済計画全般にわたる議論の後に,計画の問題が時間的ヒエラルヒーとしてとらえられ,短期の経済計画の理論,長期の経済計画の理論が包括的かつ一貫した体系で展開されている。経済理論の研究を志す学生,研究者,および開発計画に携わっている者にとって,理論的基礎を身につけるうえで,必読の書。
鄧小平の世界
- 定価 2,640円(税率10%時の消費税相当額を含む)
鄧小平を欠く時代に,中国はどこへ向かうのか。六周年を迎えた天安門事件の悲劇を詳細に追いながら,中国共産党が下した事件像に対して反証を試み,不透明感を深める社会主義大国の明日に光を当てる。
経済学的手法の現在
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
いまや地域は直接世界につながり,情報化が社会生活の隅々にまで浸透しつつある。本書は国際経済,社会経済,経済工学の3分野からなり,しっかりと地域社会を踏まえながら,こうした時代の要請に応えるものである。