このたび九州大学出版会は,馬場園 明(九州大学大学院医学研究院教授),窪田昌行(NPO法人高齢者健康コミュニティ理事長)両氏の共著による『地域包括ケアを実現する高齢者健康コミュニティ』を出版いたします。
窪田氏が理事長を務めるNPO法人高齢者健康コミュニティは,CCRCと称されるアメリカの高齢者支援システムを,我が国の実情に合うように適応させた日本型CCRC「高齢者健康コミュニティ」として普及させ,豊かな高齢者社会の実現に貢献することを目的として設立されました。窪田氏によると, 「高齢者健康コミュニティ」の普及により,高齢者は病院や施設のベッドの上で管理されて暮らすのではなく,自立―支援―介護まで,同じコミュニティのなかでニーズに合った生活・医療・介護のサポート・ケアを受け,自分らしく豊かに生きることが出来るようになるということです。
当NPO法人の設立と,小会の新刊『地域包括ケアを実現する高齢者健康コミュニティ』の出版を記念して,来る7月27日(日)に講演会およびコンサートが開催されます。講演は,高齢者が最期まで自分らしく生きられる高齢者社会が,「高齢者健康コミュニティ」によってどのように実現されるのかを紹介する内容が予定されています。詳しくは上のチラシをクリックしてご覧下さい。