大学と地域形成
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
地域社会との連携,大学と地域づくりという言葉は,いま流行言葉のようになってきたが,本書は,国立大学の法人化後,大学の新たな役割を模索し,これまでの教育・研究に加えて第3のミッションとして,「政策シンクタンク」という地域課題解決に寄与する研究活動を始めた熊本大学政策創造研究センターの挑戦を紹介する。そのアイデア段階から,大学における議論の過程,地域からの期待など,その試みの全貌を余すところなく伝える。 (さらに…)
石油市場の政治経済学
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
複合的相互依存が急速に浸透する現代国際社会においては, 200カ国にも及ぶ国々の政治経済体制を実際に体系化するとなると容易ではない。そこで本書では, 政治経済学の主要理論を取り上げ, それぞれがいかに多様な政治経済体制を理論的に構造的に抽出しようとしているのかを考察すると共に,ステイティズム理論を応用して日本とカナダにおける石油市場への介入に焦点をあて,両国の石油問題および政治経済体制の特徴を考察している。比較政治経済学,国際関係論あるいはエネルギー問題研究の必読書である。 (さらに&helli...
筑前福岡藩史料雑纂
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,000円)
本書は,近世福岡藩の民政史料の中から今まであまり顧みられていない重要な文書を校註・解題したものである。数々の村方史料や浦方史料などの文書類から当時の人々の生活をうかがい知ることができる。 (さらに…)
悪定義問題の解決
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
・悪定義問題とは 数理計画では,計画を担当する人の認識により解くべき問題の意味合いが異なっていたり(悪定義問題),問題解決のアルゴリズムの構築が難しい(悪構造問題)場合があり,さらには総合的判断により制約条件が変化する(フレキシブル制約)場合もあり得る。これらを広義の悪定義問題(Ill-defined problem)として捉えており,本書では悪定義問題の解決のための種々の数理手法について説明する。・悪定義問題を対象とする数理計画 建設土木工学,都市環境工学,人工環境工学,船舶海洋工学などの基盤...
最新 地中・基礎構造の耐震設計 [改訂増補版]
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書の対象とした構造は大きく分けて,地下鉄や共同溝,地下駐車場のような断面の大きな地中構造物と,橋梁などの地上構造物を支える杭基礎の2つである。これら2種類の地中構造物の耐震設計に関し,現在,実務で使用されている耐震設計法を初学者にも理解できるように平易に解説した上で,現時点で無理なく使用できると思われる解析ツールを用いた合理的な耐震設計法を提案し,執筆者の研究結果も使用してわかりやすく解説した。また,参考資料には橋脚を設計するために必要な,基礎構造物を含んだ地盤の減衰定数の取り方に関する知見...