Policy Analysis in the Era of Globalization and Localization
- 定価 8,250円(税率10%時の消費税相当額を含む)
九州大学政策評価研究会が海外に向けて発信する英語論文集の第3弾。本書は,グローバル化とローカル化の時代の到来が強く認識されて以来,未だ十分に解明されたとは言い難い政策諸問題に対して多様な接近を試み,アメリカの経済政策,日本の金融行政,環境・エネルギー政策,市町村合併問題,国際環境政策,政策評価問題などを論じる。 (さらに…)

土砂災害の警戒・避難システム
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
豪雨による土砂災害に対して,最新の危険度予測と実用的な警戒・避難システムを目的に,研究開発を行った成果。研究者を始め広く地域住民,行政,民間産業などにとって実際に役に立つ有用な内容であり,地域の防災システムづくりに多大な貢献をする。 (さらに…)

フランス・ルネサンス王政と都市社会
- 定価 5,940円(税率10%時の消費税相当額を含む)
近世初期のフランスにおける,王権と「良き都市」リヨンの関係,そしてその変容。権力構造の特質,王権と都市の「対話」の場となった儀礼・祝祭の様相,政治的交渉と合意形成のあり方,都市エリート層の再編に関する分析を通じて,広域権力と都市社会の具体相を明らかにする。 (さらに…)

アジアの子どもと教育文化
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,長年にわたる現地調査にもとづき,日本,韓国,タイ,インドネシアなどの地域(民族)社会において営まれる子どもの教育や産育,あるいはその生活実態を,社会の編成原理や宗教伝統に着目しつつ具体的に明らかにするものである。教育と人類学のクロスロード,子どもの儀礼生活,子どもとジェンダー,子どもと社会変容という四つの切り口から,子ども・教育と人類学との新しいインターフェースが提示される。 (さらに…)

安全運転の科学
- 定価 5,940円(税率10%時の消費税相当額を含む)
運転者の特性の違いは,危険発生時に衝突を回避できるか否かに大きく関わっている。本書は,事故防止のために最も重要な要素である運転者の特性について,ばらつきや加齢による変化などの科学的知見を提供し,それを踏まえて,走行実態の問題点と安全運転のあり方を示したものである。 序章から10章までの章では,事故分析を始め,制動実験及び反応実験,追従走行実験,観測調査,視力測定,意識・態度の調査など,事故と運転者の特性に関わる諸項目を学際的な立場で広く取り上げている。各章の知見は安全な車間距離に関連する体系を...

バロック期の都市風景画を読む
- 定価 6,160円(税率10%時の消費税相当額を含む)
バロックからロココに向かう激動の18世紀ヨーロッパ。絵筆一本で各地の王侯貴族の宮廷画家として活躍した放浪の画家,ベルナルド・ベロット。バロックの街並みを写真のように描く名手。本書は,このような風景画家ベロットを日本で初めて紹介した著作であり,特にベロットが親しみを込めて描いたドレスデン,その郊外のピルナ,ケーニヒシュタインの町の絵画を景観デザインの面から読み解いた著作である。 「絵になる景観」を追究する著者は,最も景観を重視した都市計画を実現したといわれるバロック期に描かれた彼の絵に着目して,...

薩摩藩対外交渉史の研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,000円)
本書は,東アジア朝貢体制に繋がる琉球口輸出品「昆布」の調達構図と,輸入品「光明朱」の流通構図を解明し,加えて中国・朝鮮漂着民の送還事例から,相互送還体制及び東アジア地域に共有する送還体制の実際を確認し,東アジア漂着民送還の国際ルールの存在を立証する事で,これまで閉鎖的に語られてきた幕府外交を東アジアのなかの日本の視点で問い直すものである。 (さらに…)

中世前期北西スラヴ人の定住と社会
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書はドイツ人東方植民以前のバルト海南岸における初期社会の形成を扱った研究書である。文献史料と,ドイツ,ポーランド,スカンディナヴィアの考古学研究の成果を総合的に検討し,近隣勢力との交流が侯家門あるいは祭司支配など,この北西スラヴ社会の地域的個性化に重要な影響を与えていたことを明らかにした。 (さらに…)

ヴェストファーレン条約と神聖ローマ帝国
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,800円)
我国では,「神聖ローマ帝国の死亡証明書」として知名度は高くとも,その実態はほとんど知られてこなかったヴェストファーレン条約。しかし,近世ドイツ国制史研究の進展と条約締結350周年を契機として,両者の関係は現在大きく見直されつつある。本書はそうした最新の研究動向を踏まえながら,条約当事者たるスウェーデンと皇帝との関係に焦点を定め,条約の成立過程からその後の展開を明らかにすることで,条約と帝国の関係及びその歴史的意義をヨーロッパ近世の政治文化の中に位置付ける試みである。 (さらに…)

営農集団の展開と構造
- 定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
営農集団の形成メカニズムやメンバー(農家)にとっての組織化メリットは何か。本書は,営農集団の概念と内容を理論的に検討し,また佐賀平野を舞台とした稲作集団栽培の盛衰の歴史をたどった上で,平地・都市・中山間の地域類型ごとの代表的な営農集団の事例から現状分析を行い,改めてこの「古くて新しい」課題に応えるものである。 (さらに…)
