生命の倫理3
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
19世紀に誕生した優生思想は今日も生き続け,修正的優生政策を推進する国々においては,新型出生前診断による胎児の選別を進める中で,本著はタイムリーな出版であるといえよう。優生学の政策化は米国において開始され,アジア進出に伴い日本においても政策化が進められた経過が明示されている。また,日本の中国植民地政策下における優生学の役割,さらに日本のハンセン病者への断種政策と優生学の関わりを解説している。 (さらに…)
小林方言とトルコ語のプロソディー
- 定価 5,060円(税率10%時の消費税相当額を含む)
宮崎県の一方言である小林方言と,アジアの西端に位置するトルコ共和国で話されているトルコ語。本書は,これら遠く離れた地域で話されている二つの言語のプロソディーに注目する。小林方言とトルコ語が持つ「一型アクセント」という特徴を詳細に観察していくと,一見全く異なる二つの言語に様々な共通点が浮かび上がる。新たな視点で対照研究を行い,言葉の仕組みを探るとともに,言葉の固有と普遍に迫る一冊である。 (さらに…)