旧韓国―朝鮮の「内地人」教育
- 定価 8,580円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,旧韓国―植民地朝鮮の日本人(居留邦人・内地人)に関する初の本格的実証研究の成果である。第1部において江華条約による釜山開港から終戦時までの歴史的展開を概観するとともに,第2部の事例研究によって,小学校から大学予科に至る各段階の「内地人」学校の具体像を提示した。 (さらに…)
勤労福祉政策の国際展開
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
勤労福祉(workfare)政策は1970年代のアメリカに起源を持ち,1990年代に政策として確立された。しかも今や高福祉国北欧を含む主要先進国がグローバリズムの圧力を受けて何らかの形で勤労福祉政策の導入を強いられている。本書では特にアメリカからカナダやイギリスへの勤労福祉政策の移転を中心に分析を行う。 (さらに…)
膜状凝縮熱伝達
- 定価 6,160円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「膜状凝縮」は蒸気が液体に相変化する際に現れる凝縮形態の一つであり,各種工業プロセスで頻繁に現れる伝熱現象である。本書は,凝縮器の設計あるいは改良のための基礎となる膜状凝縮現象を,初歩的解説から最新の研究成果の紹介にわたって,体系的に述べるものである。 (さらに…)
名所空間の発見
- 定価 2,530円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,明治期に描かれた名所図録図会をテキストに,今日まで存在している141の神社を丹念に調べてその神社空間の景観構造を把握したもので,名所づくりによって都市活性化を考えている地方自治体の担当者には,貴重な情報をあたえるものとなっている。 名所とされたほとんどの神社周辺には,自治体によって指定されている「保存樹」を中心に鎮守の森が今日まで残されており,神社を訪れる方々にとって視点場としてあるいは視対象として,活用されていることを指摘している。 また,神社という古い素材に最新のコンピュータの技術...
土壌中の溶質移動の基礎
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,伝達関数を用いて,土壌を通過する溶質輸送に関して議論を展開するものである。伝達関数モデルの基本的な事項の説明から,応用面,すなわち,土壌による溶質の吸着がある場合,鉛直方向に不均一な土壌成層をなしている場合,初期に一様でない土壌水分分布が存在するような過渡的状況の場合,などへの展開を図っている。 (さらに…)
アジアの都市共生
- 定価 2,640円(税率10%時の消費税相当額を含む)
格段にかつ飛躍的に成長を遂げてきたアジアの大都市は,今後ますます拡張し,高密度化していくことが予測されるが,深刻で複雑化する都市問題が内在したまま成長し続けられるのだろうか。成長著しいアジアの都市の深層を読み解き,理解するために,「共生」の概念に着目し様々な視点から成長の陰にある深層的な都市文化の理解を深めていく。 (さらに…)
経済再生とサービス産業[第3版]
- 定価 2,420円(税率10%時の消費税相当額を含む)
経済のグローバル化に伴い,製造業雇用が大幅に減少する中で,サービス産業が雇用吸収の受け皿となってきたが,90年代末に至ってその雇用吸収力は衰えている。本書では,90年代日本経済とサービス産業の推移を概括し,わが国経済の再生のためには公共サービス部門の拡充が不可欠であることを示す。 (さらに…)
ジャン・パウル中短編集1
- 定価 9,350円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「ABCの本」を出版して著名になったフィーベルは,仲間にそそのかされて自らの自伝工房を設立し,自伝を出版するが,晩年は謙虚に過ごす。制度としての文学のパロディと読める『フィーベルの生涯』。愛しき魂の死後の行方を問いかける『カンパンの谷』,及び「十戒の版画」に或る人物の宮廷での出世を強引に読み込む教理問答のパロディ。その他自らの生涯を予告する『推定伝記』等を収録。「ABCの本」や「十戒の版画」は当時の教育資料である。 (さらに…)
ゲーテと異文化
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ギリシア,ローマからオリエント,インドへ,地上から楽園へ,人間界から神々の世界へ,ゲーテの想像力は自在に世界を駆け巡る。果てしないゲーテの詩的宇宙をテクストに密着して浮き彫りにする,グローバルでボーダレスの時代に甦るゲーテのポエジー。 (さらに…)
IT投資効果メカニズムの経済分析
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,90年代のわが国においてみられたIT生産性パラドクスの原因を個別企業のIT活用状況から探ろうとするものである。わが国のIT化がマクロ経済に対して目に見えるような貢献をしていない理由を明らかにし,わが国政府がとるべきIT化施策について一定の政策提言を試みる。 (さらに…)