社会科学 経済・経営
地域文化開発論
- 定価 3,630円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,開発の動態を,個々の人間が住まう地域における自然・社会・歴史的固有性と,その構成員である住人との相互関係の発展ととらえている。このような関係性の構築と持続を「地域文化開発」という概念に整理し,市民セクターを中心とした多様なアクターがどのように参画し,またその参加を一人一人の人間開発につなげていくかを多くの現地調査から明らかにした。 (さらに…)

国際経済のグローバル化と多様化 2
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
経済発展の様相が多様化するアジアについて,複数の国を対象とした貿易・所得配分・通貨協力,一国あるいは二国の比較による農業経済,アジアと地理的に近い九州地域経済圏の特徴,の3つの切り口から分析した。 (さらに…)

国際経済のグローバル化と多様化 1
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
国際経済と地域経済の相互連鎖性を創出し,地域経済システムの内生的成長性と国際的共生性を確保する必要性が深まる現状を,環境保全・会計制度・歴史形成の観点から考察した。 (さらに…)

アメリカの福祉国家政策
- 定価 6,820円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は戦後米国の歴代政権が実施した福祉国家政策を分析することによって,何故1997年以降に「福祉切捨て就労強制政策」が強行されるに至ったかを歴史的に解明している。 まず序章は本書の分析視角である「二分法」(社会保険優遇と福祉抑制)が既に成立時の社会保障制度に内在しており,以後絶えず福祉の抑圧要因として働いてきたことを明らかにしている。次の第1章は1950年代に老齢年金が老齢扶助に代わって社会保障の中核となり,福祉も減少傾向を辿って「二分法」の正しさが証明されたかのように見えた時期を分析している...

地域農業再生の論理
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,農業基本法農政下で衰退してきた地域農業を,生活共同体を中心とする経済社会全体の再生という視点から捉え直すとともに,佐賀農業に関する豊富な統計諸資料や実態分析をもとに,その再生のあり方として都市と農村との多様な交流に依拠したところの交流型農業を展望している。 (さらに…)

金融サービスにおける消費者保護
- 定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
英国では,2000年金融サービス市場法が成立し,金融サービス機構(FSA)による監督という新しいパラダイムへと移行しつつある。本書は,英国における銀行・証券・保険・消費者信用等,金融サービスの提供に関連した消費者保護の問題を幅広く取り扱っている。また,グローバリゼーションの進展を考慮して,欧州共同体の影響を適切に概観している。わが国の金融サービス法のあり方を考える上で,本書は大いに示唆に富んでいる。 (さらに…)

ミクロ経済分析
- 定価 3,630円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ゲーム理論を援用することにより,不完全競争市場および市場の失敗についての評価をおこなう。非対称情報複占繰り返しゲームの逐次的均衡における信念列の構成問題や,ナッシュ均衡の精緻化を射程にいれたBalanced Temptation Equilibrium の分析とともに,労働市場における交渉ゲームの均衡分析とその応用分析が多方向から展開されている。 (さらに…)

構造変化と金融・経済
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
複雑かつ多様化する現代の経済について,特にその構造変化を整合的かつ総合的に捉えることを目指した論集。実証的な調査・検証に加え,制度的な分析や計量分析・理論モデル分析も含む多様な手法により,多面的にアプローチする。 (さらに…)

企業破綻と金融破綻
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
明治後期・大正前期の鉄道企業破綻(第1部)と大正バブル期に急拡大して破綻した銀行・生保(第2部)の20余の事例を総括し,破綻と破綻をつなぐ「負の連鎖」と,経営者の投機的行動を誘発促進させた扇動者等を摘出して「リスク増幅のメカニズム」を解析した。 (さらに…)

政策分析2001
- 定価 3,960円(税率10%時の消費税相当額を含む)
『政策分析2000』に続く政策評価研究会による研究成果の第2集。比較政策論の観点から,欧米各国・地域での政策動向を丹念に検証し,その政策的含意を明らかにすることによって,21世紀日本における政策的課題と政策形成のための新たな指針の獲得を目指す。 (さらに…)
