社会科学 経済・経営
金融サービスにおける消費者保護
- 定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
英国では,2000年金融サービス市場法が成立し,金融サービス機構(FSA)による監督という新しいパラダイムへと移行しつつある。本書は,英国における銀行・証券・保険・消費者信用等,金融サービスの提供に関連した消費者保護の問題を幅広く取り扱っている。また,グローバリゼーションの進展を考慮して,欧州共同体の影響を適切に概観している。わが国の金融サービス法のあり方を考える上で,本書は大いに示唆に富んでいる。 (さらに…)
ミクロ経済分析
- 定価 3,630円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ゲーム理論を援用することにより,不完全競争市場および市場の失敗についての評価をおこなう。非対称情報複占繰り返しゲームの逐次的均衡における信念列の構成問題や,ナッシュ均衡の精緻化を射程にいれたBalanced Temptation Equilibrium の分析とともに,労働市場における交渉ゲームの均衡分析とその応用分析が多方向から展開されている。 (さらに…)
構造変化と金融・経済
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
複雑かつ多様化する現代の経済について,特にその構造変化を整合的かつ総合的に捉えることを目指した論集。実証的な調査・検証に加え,制度的な分析や計量分析・理論モデル分析も含む多様な手法により,多面的にアプローチする。 (さらに…)
企業破綻と金融破綻
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
明治後期・大正前期の鉄道企業破綻(第1部)と大正バブル期に急拡大して破綻した銀行・生保(第2部)の20余の事例を総括し,破綻と破綻をつなぐ「負の連鎖」と,経営者の投機的行動を誘発促進させた扇動者等を摘出して「リスク増幅のメカニズム」を解析した。 (さらに…)
政策分析2001
- 定価 3,960円(税率10%時の消費税相当額を含む)
『政策分析2000』に続く政策評価研究会による研究成果の第2集。比較政策論の観点から,欧米各国・地域での政策動向を丹念に検証し,その政策的含意を明らかにすることによって,21世紀日本における政策的課題と政策形成のための新たな指針の獲得を目指す。 (さらに…)
技術革新と経済構造
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「企業の研究開発投資」,「新技術・新製品の普及」,「市場の構造」,「技術構造と経済構造」をキーワードとして,技術革新と経済構造に関する分析をミクロ経済学的視点とマクロ経済学的視点の両面より行う。 (さらに…)
現代スイス財政連邦主義
- 定価 5,280円(税率10%時の消費税相当額を含む)
スイスは連邦政府,州に該当する26のカントン,そして地方政府に該当する約3,000の自治体から成る連邦国家であるが,その本格的な財政分析はこれまでわが国では研究の空白地帯であった。本書は,このスイスのカントンと自治体に焦点を据えて,その財政構造,税財政制度,そして政府間財政関係を詳細に分析している。「スイス財政連邦主義」という書名は,スイスにあっては高度に分権化された税財政制度・財政構造が存在していること,また,複数の政府(連邦政府とカントン・自治体)間での連携によって行財政運営上の効率性が図...
電子商取引と情報経済
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書では,電子商取引の現状と課題について述べるとともに,その技術的基礎について,理論とCGIを用いた実現方法を示している。同時に,現在のITが及ぼす経済的な波及効果を産業連関分析と応用一般均衡分析を用いて実施する方法を示している。インターネットを介した取引が一般化しているが,特に,企業間の取引であるB2B(Business to Business)は急速に進展している。ここではB2Bのモデル分析と戦略を分析する。電子商取引に関連した法律問題も分かりやすく解説している。 (さらに…...
New Perspectives on Policy Planning and Analysis
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
『政策分析2000?21世紀への展望』の英語版。政策評価研究会の研究成果を,広く海外の研究者と読者に伝え,日本経済の現状と21世紀のわが国が直面する政策的課題の理解に資することを目指す。 (さらに…)
ケインズ経済学の可能性
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,200円)
第1章から第6章においてケインズ経済学の「有効需要の理論」と「持続的経済成長政策の可能性」について議論し,「ケインズ革命」の意義を再確認し,今日の「新しい経済政策論」の可能性について考察する。第7章において分析方法のヒントとして「複雑系の概念」と「複雑系経済学」の用語・分析手段を吟味・要約したうえで,第8章から第10章で複雑系の方法論での分析を試みる。具体的には,第8章「一極集中と地域間経済格差」,第9章「防災の経済効果」,第10章「窮乏化経済発展論」について考察する。 (さらに&...