自然科学
油症研究
- 定価 10,120円(税率10%時の消費税相当額を含む)
油症事件はPCBと関連塩素化合物によって起こった初めての集団食中毒事件である。本書は1996年に英語で刊行された『YUSHO』の日本語版である。油症事件発生から30年を契機として,事件の全容が,油症治療研究に携わった九州大学研究班の班員によって改めて執筆されている。油症発症の原因となった化学物質混入の解明と有毒物質特定にいたる追究の過程。生化学的,毒性学的な特異な作用。 油症の臨床的な特徴と患者の予後。有毒塩素化合物の体外への排出の動物実験と数年に亘る患者での臨床治療実験などが述べ...
長寿の要因
- 定価 8,800円(税率10%時の消費税相当額を含む)
沖縄には長寿者が多く,平均寿命も日本で最も長い。一般に世界の長寿地は気候の寒い地方であるが,沖縄は亜熱帯に属する。沖縄は食生活など生活様式が本土とはやや異なる趣を持つ土地であるが,生活様式の違いが長寿に連なるのか検証する必要がある。 平成8年度から厚生省長寿科学総合研究事業をうけて沖縄の長寿の要因について研究が開始された。この本は沖縄の長寿を生活,風土,食生活,疾病の面からそれぞれの専門家が独自に研究を進めた3年間の研究成果をまとめたものである。 2020年までには,わが国の人口の約24...
男性百歳の研究
- 定価 6,600円(税率10%時の消費税相当額を含む)
沖縄の長寿の現象を,500名近くに上る百歳以上長寿者に関するフィールド調査や訪問健康診断などから得た調査資料やデータを整理,分析し,学術的に多方面より詳述する。 (さらに…)
MOLECULAR TARGET FOR HEMATOLOGICAL MALIGNANCIES AND CANCER
- 〔品 切〕(参考:本体価格 6,000円)
本書は,2000年1月に行われた福岡国際医学シンポジウムにおける遺伝子治療・血液・癌および免疫学領域の国内外の最先端発表を論文としてまとめたものであり,今後の研究の発展に寄与できるものである。 (さらに…)
概説 家畜感染症学
- 定価 2,860円(税率10%時の消費税相当額を含む)
畜産学科の学生用の家畜感染症及び家畜衛生学サブテキスト。また,獣医学科の学生の知識整理・国家試験対策,さらには現場の獣医師も容易に知識の再確認ができるよう配慮。 (さらに…)
雲仙火山災害における防災対策と復興対策
- 定価 8,580円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,長期化・大規模化した雲仙普賢岳の火山災害(平成2―7年)の災害応急対策から復興対策に至る経緯および災害対策・復興対策に関する市民のニーズを詳しく調査した結果をまとめ,火山災害対策の現状と課題を実態に即して明らかにしている。これによって市街地に接近した活火山地域の防災対策および復興対策のあり方を提言する。 (さらに…)
Atlas of Cystic Neoplasms of the Pancreas
- 〔品 切〕(参考:本体価格 6,000円)
最近の画像診断の進歩とともに膵嚢胞性腫瘍は多く発見されるようになった。特に"ムチン産生膵腫瘍"は日本で発見された疾患でその多くは我が国よりの報告である。ムチン産生膵癌は予後の良い膵癌として知られ,膵癌の初期浸潤も観察されることで知られている。1996年のWHO膵外分泌腫瘍の組織分類の報告以来,嚢胞性膵腫瘍はそれに従って報告されるようになってきたが,まだ種々の問題点を含んでいる。今回,自験例を中心に膵嚢胞性腫瘍をWHO分類に従ってアトラスとして出版した。この出版は時機を得たもので膵臓病専門家や消化...
山村の保続と森林・林業
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,600円)
林業と森林管理を担ってきた主体として林家と森林組合をとりあげ,その存在形態と意義,問題点を実証的に分析する。また戦後の森林・林業政策における担い手策を跡づけるとともに,EU型の林地に対する直接所得支持制度とわが国における中山間地域対策に端を発した新たな担い手対策の分析をもとに,今後の林業,森林管理の担い手策の可能性を検討する。 (さらに…)
家族農業経営の再生産機構
- 定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
資本主義経済が高度に発達した社会でも農家は家族経営によって担われている。それは「農業の資本主義化」論を軸に展開されてきた農業「経済学」の限界を意味する。本書は家族経営の「家族」にも焦点を当て,生活様式論,家族社会学を取り入れた,オールタナティブの農業・農村理論,家族農業経営論の構築を試みたものである。 (さらに…)
新版 蝶の学名
- 定価 9,350円(税率10%時の消費税相当額を含む)
この本なくして蝶の学名は語れない! 1988年に初版が出て忽ち売り切れになった平嶋義宏博士 の『蝶の学名』が全く内容を新たにして登場。その新しい 内容は, ●学名の出発点である『自然の体系』第10版(1758年) で,リンネが命名した世界の蝶192種の学名の解説(第2章) ●ギリシア・ローマ神話やインド神話などに登場する男神,女神,英雄,怪物などに 因む世界の蝶の属名と種名の解説(属名は第3章第2節,種名は第4章第2節) ●ギリシア・ローマの古代人に因む世界の蝶の種名の解説(第...