統計科学の最前線
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,統計科学の教育・研究に役立つことを目的として観察データ解析のためのマンテル・ハンセル法や臨床試験データ解析のための生存時間解析法,同等性の検定法などのバイオ統計学の最先端の話題,およびこれに関連した順序制約下での情報量基準など数理統計学の最先端の話題が分かりやすく解説されている。研究者,大学院生,統計科学を志す学生,医薬開発に統計実務家,また,金融工学,情報工学など周辺分野の研究者に最新のデータ解析理論,および方法論を提供する格好のテキストである。 (さらに…)

An Optimality Theoretic Approach to the C-system and its Cross-linguistic Variation
- 定価 8,360円(税率10%時の消費税相当額を含む)
Wh-移動は生成文法を枠組みとした研究の中心的関心事であり,その言語差異も普遍文法を構築する上で重要視されてきた。この本は,従来の分析では説明が困難とされた英語のwh-移動に付随する統語現象とその言語差異に焦点を当て,帰納的に導き出した制約を基に構築した文法モデルを枠組みとして,最適性理論の観点からその言語多様性に直接且つ統一的説明を与え,その文法モデルの妥当性を検証しつつ,それがいかなる形で普遍文法に関わってくるかを理論的・実証的に明らかにするものである。 (さらに…)

現代高校生の規範意識
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
青少年の世界で,「メルトモ」「プチ家出」「援助交際」という言葉が市民権を得,少年犯罪の低年齢化が進むとともに,若者のモラルが問われるようになった。本書は,高校生・高校教師の意識調査の計量分析を通して,現代高校生の規範の実態を浮き彫りにしている。計量分析から明らかになるのは,若者における規範意識の変容と,いわゆる進学校における「新しい保守意識」の誕生である。意識調査の社会学的なデータ分析から得られた知見は,教育現場で高校生と向き合っている高校教員に基礎資料を提供するとともに,現代の若者の問題への取...

公共契約の経済理論
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,政府調達で利用される契約(公共契約)に関する諸問題を,ゲーム理論をはじめ,契約の経済学やオークション理論を応用しながら分析している。特に,近年,わが国で社会問題化している入札談合問題についても,経済理論的観点から詳細に検討している。 (さらに…)

ドイツ観念論との対決
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ドイツ観念論(フィヒテ,シェリング,ヘーゲル,西田)と対決して,<超越論>・<形式的倫理学>から<内在論>・<実質的倫理学>へと従来のカント解釈を反転させる視点から,衰退しつつある現代の哲学・倫理学の再興の方途を提唱する。 (さらに…)

刑事実体法と裁判手続
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
1997年に77年間の激動の生涯を閉じた井上正治博士を,生前交流のあった研究者及び門下生が中心となり追悼する論集。井上博士との交流を回顧した2篇の追想と,さまざまな視点から刑事法学を論じた19篇の論文から成る。 (さらに…)

薬草の散歩道
- 定価 2,420円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書では薬草の「いろは」から実際に薬草を服用する場合の使い方,適用する病名が文献から引用され,詳しく解説されている。また,薬草について植物学的な記述も詳しく行われており,教材としての使用にも耐え得ると感じられる。18,9世紀の絵を網羅したボタニカルアートの章は読者がホッと一息つけるタッチで綴られている。また,薬酒,浴湯料や重要な薬草を詳細に記したコラム欄も興味が持てる。 (さらに…)

管理会計の国際的展開
- 定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,経済・金融のグローバル化,ITの進展などを主たる動因として企業環境が激変するなかで,管理会計学の科学的な研究方法を構想するという確かな意図をもって,世界の国々で展開されている管理会計の諸相を歴史的視点と国際比較の視点の両面から捉えることを目的とするものである。 (さらに…)

文化経済学原理
- 定価 3,850円(税率10%時の消費税相当額を含む)
景気変動の波にかかわらず,日本の社会経済は他の先進諸国とともに,大量生産・大量消費の高度工業社会から多品種・高品質を求めるポスト工業社会へと進みつつある。この段階に到達した社会経済の発展のカギは「文化」が握っている。本書は,この現代の文化と経済の相互関係・相互作用の諸相と,これらの現象の意味・因果関係・効用等の原理を幅広く解明している。 (さらに…)

宗教と社会と文化 2
- 定価 13,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,西欧文化の中核を構成するカトリシズム,カトリック文化の構造と機能と分有の姿を,その日常生活の姿の中で明らかにしていこうとするものである。メキシコのカトリック村落,トラホムルコでの現地調査や実験的研究によって観察・分析していく。カトリシズム,カトリック文化という宗教現象の姿を,その根底からの全体的な姿で文化全体の中で取り扱い,トラホムルコの空間構造,時間構造,社会構造を分析し,その人格構造及びメンタリティをも明らかにしていく。 (さらに…)
