社会科学 経済・経営
不確実性下の経済・経営システムの研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,500円)
本書は不確実性の時代,乱気流の時代などと言われる現代の情況の変化,社会の変化をふまえ,新しい時代に対応する経済・経営問題の研究に関する論文を集めたものであり,人間・生物を含む社会・経済・経営への新しい数学的適用のあり方を模索する。
サービス経済論序説
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
第三次産業・サービス部門の現状分析・批判の理論としてマルクス生産的労働論を再構成し,唯物史観・労働価値論・再生産論におけるサービス部門の位置を解明し,サービス経済論の体系化を図る。
農産物価格支持制度の研究
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本に食糧自給のための農産物価格支持制度を確立するために,米欧の諸制度を分析・批判する。その分析視点は,制度の民主主義的性格と国家独占資本主義的性格とをその機構と機能に即して探究することである。
16-19世紀の英仏農村における農業年雇の研究
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
農業年雇という,従来はあまり大きくは注目されることのなかった労働力形態に早い時期から深い関心を抱いていた著者が,英仏の歴史学界における最近の研究動向をふまえて,ヨーロッパ及び日本の農業史や経済史の分野に,新しい分析視角を切り拓こうとする意欲的な論文集。
経済学批判体系の研究
- 定価 2,420円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,従来対象領域の不確定性ゆえに,いわば膠着した論理の陥穽に落ち込み,説得性を持った現実的恐慌への展開を封殺されていた恐慌理論を,マルクスの「経済学批判」体系の展開を通じて,体系的に構築し,その具体化を展望する。
農業をつらぬく論理と実証
- 定価 2,530円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,日本の農業・農村を視野におきつつ,世界の農業・農村の調査・研究を進めている著者多年の成果の集成である。第I部では日本における農民層分解と中農理論の展開を述べ,第II部では農政の理念と課題として,農業の自給と保護政策のあり方を考える。
ORによる在庫管理システム
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
初歩から応用までのモデルを数多く紹介したもので,経営学や経営工学・管理工学のモデル構築に関する基礎知識を与えるとともに,広く経営全般に関する計量手法の理解・応用にも役立つであろう。数学的補注として,確率に関する基礎的知識を説明した。
家族複合経営の存立条件
- 定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
アルペン地域山地農民は,農業経営の「複合性」(耕種,畜産,林業,観光)と,経営と家計とをつなぐ「自給性」とをかなり強く保っている。この実態調査は,日本の農業経営のあり方に対する1つの鏡を提示する。
イギリス信用貨幣史研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 7,500円)
中世,近世,近代にわたる信用制度の段階区分と銀行信用の構造の解明を意図して,ロンドン金匠銀行の元帳,銀行券,小切手,さらに判例,パンフレット,議会資料等の一次資料を用いてイギリス信用貨幣の実証分析を試みた意欲作。本書は,日本生命財団の刊行助成を得た。
動的ポートフォリオ選択の基礎
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,500円)
固定支出を伴う動的ポートフォリオ選択の新理論が確率型動的計画法を用いて明快に展開され,同時に利益獲得の資金の効用関数がモデルから論理的に導かれる。期待効用最大化原理の安易な利用に一大警告を与える。