人文科学 文学
ジャン・パウルの生涯
- 定価 3,960円(税率10%時の消費税相当額を含む)
トーマス・マン賞受賞の旧東ドイツの著名作家によるジャン・パウルの伝記の決定版。貧しさの中からドイツで最初の自由な作家の地位を確立したジャン・パウルの生涯を,フランス革命から王制復古にいたる時代背景の中で描く。
校訂本 中山詩文集
- 定価 8,800円(税率10%時の消費税相当額を含む)
近世琉球文化を知るうえで基本的な資料の一つである琉球最初の本格的漢詩文集の影印及び校訂。近世琉球の歴史・政治・教育・文化交流等の研究分野にも信頼できる基礎資料を提供する。(第26回伊波普猷賞受賞)
私という記号
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書はこれまで支配的であった教養小説観に対する疑義から生まれた。フロイト,ラカンを視野におきつつ,教養小説を普遍的なものへ至る自我の歩みを語るものとしてではなく,むしろ自我のゆらぎ,解体の証言と捉える,もうひとつの教養小説論集。
ロード・バイロン 『チャイルド・ハロルドの巡礼』 第二編・注解
- 定価 8,250円(税率10%時の消費税相当額を含む)
180年余りの星霜を経て,今蘇るイギリス・ロマン派詩人バイロンの旅情。佳景を背景に詩情豊かに歌いあげた不朽の名作。全四編注解の詳注決定版。
詩人の王スペンサー
- 定価 5,720円(税率10%時の消費税相当額を含む)
イギリス・ルネサンスを代表する詩人スペンサーの楽しさと偉大さを英文学を愛する一般読者を対象に平易に語る25編。寓意詩『妖精の女王』からベストセラー『羊飼の暦』ほかの小品に愛の詩人スペンサーの技とこころを描き出し,ワーズワスらへの影響を明らかにする。本邦初のスペンサー論集。
日本のイプセン現象
- 定価 8,800円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本近代文学の成熟にとってイプセンの果たした役割は巨大なものがあるに違いない。本書は比較文学研究という領域におけるだけでなく,日本近代文学研究,近代日本の思想史,文化史,さらに芸能史に至る広範な領域への,最も基本的な文献である。
ヘスペルス あるいは四十五の犬の郵便日
- 定価 13,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「ヘスペルス」とは宵の明星の意で疲れた魂への慰謝を意味するがまた明けの明星として希望も担っている。慰謝としての物語と啓蒙的批判的語り口とが併存するこの作品には,ジャン・パウルの基本的テーマが出そろっている。1795年ジャン・パウルの出世作の待望の完訳。(第35回日本翻訳文化賞受賞)
ドストエフスキー・ノート[新装版]
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ドストエフスキー没後百年記念,『罪と罰』の本格的な新しい解読の試み。錯綜した世界の,さまざまな角度からする復元を通して,その深層の象徴構造を探る。問題への多面的アプローチによって,文学一般へのよき入門書でもある。(第1回池田健太郎賞受賞)
ロード・バイロン 『チャイルド・ハロルドの巡礼』 第一編・注解
- 定価 6,380円(税率10%時の消費税相当額を含む)
180年余りの星霜を経て,今蘇るイギリス・ロマン派詩人バイロンの旅情。佳景を背景に詩情豊かに歌いあげた不朽の名作。全四編注解の詳注決定版。
道化の風景
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ドストエフスキーの複雑極まりない世界を,道化性というキー・コンセプトで鮮やかに分析し,シェイクスピアにも劣らぬ豊かさ,面白さを縦横にひき出してみせた本書は,なお現代に生き続けるドストエフスキーの文学の秘密を全く新たな角度から照射したものである。