社会科学 経済・経営
情報経済のマクロ分析
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
これまでの情報経済の研究では,主に国の経済マクロデータを用いた分析が主流であり,しかも多変量的なアプローチはあまり多いとはいえない。このような点を踏まえ本書では,可能な限り多様なデータを用いて分析を進めることを目標とし,IO(産業連関表),AGE(応用一般均衡)および時系列解析ソフトウェアTSP(Time Series Processor)を用いる手法を提案する。 (さらに…)
現代保険学
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
保険と金融を同質とみなした議論が優勢となり,金融論的保険論やリスクマネジメント論が盛んとなっている。しかし,こうした同質性の議論はどこか便宜性を帯びたものであり,両者の異質性を重視した議論が求められる。そのために,保険本質論重視の伝統的保険学の再評価を行う。 (さらに…)
Quantitative Analysis of Modern Economy
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,新しいアプローチによる統計の推定問題,グローバル・動学的な経済における環境問題,教育投資を含む内生的成長モデルの安定性,アジア・太平洋債券市場の成長と発展,地域間の家計移動と地方政府の行動,設備投資・税制に焦点を置く動学的なマクロ経済といった,現代経済を対象とした多角的視点からの数量分析の成果である。 (さらに…)
近代福岡博多の企業者活動
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
福岡博多で設立された主要な近代的産業(紡績・電灯・鉄道・水産業)と,代表的な福博商工業者の企業者活動について実証的分析を行う。商人の町博多を引き継ごうとした福博の商工業者たちが近代にどのように立ち向かったのか,そして,彼らの活動は近代社会の中で成功したのか,あるいは挫折したのか。単純に近世博多商人以来の伝統を強調するという視点を批判しながら,近代福岡博多の商工業者たちの実態を明らかにする。 (さらに…)
System Sciences for Economics and Informatics
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,非協力ゲームによる3人集団の定式化,多期間確率的在庫問題の一近似法,ネットワーク型囚人ジレンマの被験者実験とシミュレーション,輸送用梱包財のリユースシステムにおける多期間配送計画の一解法,確率的制約法をパーティクルスフォーム最適化に適用した制約付き最適化問題,需要が変化する多期間動的在庫モデルといった,経済・情報分野を主軸としたシステム科学の多岐にわたる最新の研究成果である。 (さらに…)
環境投資と規制の経済分析
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
地球環境問題の解決のために必要不可欠である環境保全技術や汚染削減行動に焦点を当てつつ,さまざまな環境規制の下で企業の環境投資に対するインセンティブがどのように促進されるかという問題や環境政策の在り方を経済学の理論的枠組みを基に分析する。 (さらに…)
連邦国家インドの財政改革の研究
- 定価 5,720円(税率10%時の消費税相当額を含む)
成長経済として注目を集めるインド経済は,財政改革が持続的成長の必須の課題である。本書は,連邦国家インドでの1990年代半ばから10年間の財政改革,財政赤字削減策を中軸とする中央―州政府間財源配分と消費課税改革の政策策定および展開過程を分権的財政システムの視点から実証的に分析し,持続的経済成長と貧困削減の政策課題を明らかにする。 (さらに…)
複雑系とシステムリスク分析
- 定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書では,複雑系による解析手法を基礎として,システムリスク分析を行う方法論を展開している。内容は,エージェント理論,リスク構造・状態推定およびデータマイニングの3部に分かれ,分野としては,人工株式市場などの市場分析から,ネットワーク構造解析,株価時系列分析やクレジット審査システム構成などをカバーしている。 (さらに…)
士族授産と経営
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
明治政府は秩禄処分で武士の常識と家禄を失った多数の失業士族を救済する方途として,士族授産事業の政策を展開することとなったが,この士族授産に関する経営史的研究書は現在のところ皆無であるといってよい。こうした学会の現状にあって,本書は,福岡の士族授産事例を対象に,士族授産経営の内部構造の実態分析,地域産業発達への役割,明治商法(会社法)への対応等を明らかにし,また,士族授産の失敗論=「士族の商法」論議の再検討に迫る足がかりを提供するものである。 (さらに…)
企業財務制度の構造と変容
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書では,現代企業が抱える諸問題を主として企業財務の側面から理論的・実証的に分析を行ってる。第一部「企業ガバナンスと制度」では企業のガバナンス及びそれに関連する制度,さらに企業を取り巻く利害関係者間の利害調整やリスク配分の問題をとりあげている。第二部「企業システムと企業再生」ではリストラクチャリングや企業再生の手法や現状に関する分析,第三部「企業ファイナンス」では資金調達に関する理論的・実証的な分析を行っている。 (さらに…)