社会科学
観光経済学の基礎
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,500円)
「観光経済学」あるいは「観光産業」と言われている領域 で問題となっている様々な事柄・様相を取り扱い,観光経 済学の形成のために準備的な作業をなしている。観光活動 に関わろうとする者や観光経済学を学ぼうとする者に,何 がポイントで,それをいかに学ぶべきかを道案内するテキ スト的な意味を持っている。わが国では希少価値のある書 と言える。 (さらに…)
中国東北の経済発展
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,日中両国の経済学者・社会学者による2年間にお よぶ共同研究の成果である。中国東北地方の国有企業改革 の問題を中心に据え,その地域社会への影響を面接聞取り 調査を基に明らかにし,さらに東北地区の経済停滞の原因 と実態を解明するとともに,東北地区の各地域社会の再興 のための処方箋と九州の地方レベルでの経済協力のあり方に示唆を与える。 (さらに…)
高齢者福祉の比較文化
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,800円)
世界中どこの国でも程度の違いはあれ高齢化が急速に進行 している。そして高齢者福祉は社会が取り組むべき中心課 題となりつつある。このような現状をふまえて中国,マレ ーシア,オーストラリア,日本の4カ国で,各国の研究者 が高齢者が抱えるさまざまな問題点を探り,その違いや共 通の課題について比較研究した成果が本書である。 (さらに…)
複雑系による経済モデル分析
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は複雑系の理論を経済システム分析に応用する基本的 手法について論じたものであり,フラクタル,カオス,遺 伝的アルゴリズム,ニューロダイナミックスなどのほか, ファジイ推論システムにおける複雑系の応用についても述 べている。これまでの著者の研究に基づく理論的な新規性 のほかに,経済系の応用問題として,例えば経営計画の策 定,株価や需要の予測,不均衡経済モデルなど,多くとりあげている。研究書としての 利用のほかに,大学院生のための入門的なテキストとしても活用できるであろう。&nb...
敵対的企業買収の法理論
- 定価 3,850円(税率10%時の消費税相当額を含む)
近年,経済のグローバル化等を背景に,敵対的企業買収が 増加している。本書は,著者の博士学位論文を基に,敵対 的企業買収における対抗措置の問題に着目しつつ,敵対的 企業買収をめぐるわが国の法制度,判例理論,学説等の状 況を踏まえ,これをアメリカやドイツの最新の状況と詳細 に比較検討しながら,わが国における敵対的企業買収の望 ましい法規制のあり方について,法理論的に体系的な研究 を行うものである。 (さらに…)
アメリカ行政の理論と実践
- 〔品 切〕(参考:本体価格 5,000円)
20世紀のアメリカ連邦行政における主要動向を理論と実践の面から追求した論文集。アメリカ大統領府の発展を平板な制度の変遷として記述するのではなく,ホワイトハウスや大統領行政府を人間としての大統領やスタッフの相克の場としてダイナミックに描き出す。また,現地ワシントンでの面接調査に基づく公務員の業績評価に関する論稿は,今なお多くの論点を混迷する日本の行政システムに投げかけている。アメリカ行政学の「一体性の危機」の理論的・歴史的な分析は,憲法構造における「行政」の異質性の指摘とともに,アメリカ行政の理論...
欧州統合とフランス産業
- 定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,欧州統合史研究の空白を埋めるべく,第二次大戦後に自由主義と反ディリジスムを掲げて再建されたフランス経営者団体(CNPF)の欧州統合概念及び実際の行動を一次資料によって分析する目的をもっている。しかも,欧州統合と1960年代までのフランスの戦後過程を関連づけて,国家と産業の関係の展開について新知見が明らかにされる。 (さらに…)
子どもの仲間集団の研究 [第2版]
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,400円)
ギャング・エイジと呼ばれる児童期の子どもの仲間集団を活動集団と交友集団とに類型化して,それぞれの集団の構造,過程及び機能と活動を,観察法,面接法,評価法,ソシオメトリーなどの調査手法を駆使して解明していった研究成果。子どもたちと直接接触して具体的に子どもの仲間集団を把握し,その集団内部の様相を克明に分析して,子どもの仲間集団研究に新たな視点を導入するとともに,子どもの社会学的研究に新たな理論を提供する。第2版では,子どもの仲間集団の相互作用過程の観察データに,新たにカテゴリー・システムの分類を付...
日韓民俗文化比較論
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,000円)
不幸な歴史的経緯で開始された日本の朝鮮半島統治が1945年に終焉した後,韓国人による日本民俗研究は,韓国民俗学会の強いナショナリズム体質と自民族文化優越主義が災いして,韓国内においてタブー視されてきた。伊藤亜人教授(東京大学)・嶋陸奥彦教授(東北大学)らの日本人研究者が韓国内でのフィールド・ワークを通して数多くの高論を発表してきたが,この数年前まで本書の著者である故金宅圭教授をはじめとする少数の研究者のみが関心を持つに過ぎず,韓国民族学会の大半は,日本民俗研究に特別な関心を向けなかった。1945...
現代経済の課題と分析
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,九州大学経済学部の研究陣が,大学院重点化にともなう大学全体の組織改革がおこなわれ,新たな学部教育のあり方が改めて問われる今,現代経済の取り巻く様々な問題に対して意欲的に取り組んだ研究成果。 (さらに…)