人文科学

魯迅

魯迅

秋吉 收
定価 5,800 円 (税別)
「芸術的完成さでは魯迅のあらゆる作品中で第一位を占める」(竹内好『魯迅入門』)。この言葉に象徴されるように、散文詩集『野草』は中国近代文学史上最高の文学者たる魯迅の最高傑作として称えられてきた。本書はこの作品集を中心に、全く新たな観点から魯迅の文学を捉え直すことを試みる。例えば、タイトルの『野草(Ye-cao)』は日本語訳としても同じく『野草』とされてきたが、よりふさわしい日本語訳として初めて"雑草"を提起する。高潔で凜とした"野草"のイメージに反して、魯迅自身は実際にはそこに日本語"雑草"の大...
書籍の詳細へ
麻生太吉日記 第五巻

麻生太吉日記 第五巻

麻生太吉日記編纂委員会 編
定価 10,000 円 (税別)
1932(昭和7)年から1933(昭和8)年までの日記。満州事変を契機に日本が国際社会から孤立を深めるこの時期,太吉も電力連盟や九州石炭鉱業懇話会の設立など,経済の統制化に関わらざるを得なくなる。セメント事業への本格参入の足掛かりとなる産業セメント鉄道の設立後に病臥し,12月8日永眠。享年77歳。

この第五巻には,太吉生涯の年譜・参考文献・詳細な総索引も収録した。

書籍の詳細へ
レコンキスタと国家形成

レコンキスタと国家形成

阿部俊大
定価:6,400円(税別)
レコンキスタ  800年に渡るイスラームとの接触と対峙  は,スペインの政治と社会にどのような性格を与えたのか。19世紀末からの,スペイン学界,またフランス学界や英米学界における中世スペイン史の研究動向を網羅的・批判的に検討し,レコンキスタが最も激しさを増した12世紀を中心に,「グレゴリウス改革の影響」「王権と司教座」「王権と騎士修道会」「教会領主と農民」「教会とイスラーム教徒住民」など,多様な論点から史料に基づいて解き明かす。中世のスペインでは,アストゥリアス王国やその後身のカスティーリャ・レ...
書籍の詳細へ
韻文訳 妖精の女王

韻文訳 妖精の女王

エドマンド・スペンサー/福田昇八 訳
定価 30,000円(税別)
原作はシェイクスピアと同時代に、詩人エドマンド・スペンサーによってエリザベス1世に捧げられた長編叙事詩で、質量ともに英文学の最高峰を誇る。全6巻と断篇からなり、アーサー王物語を題材に、妖精国女王の命を受けた遍歴の騎士たちが、貴婦人や魔女、魔術師、竜や怪獣などをめぐり数々の冒険を繰り広げる騎士道物語であり、当時の情勢(政治・宗教)を盛り込みつつ、それぞれの騎士が体現する人間の徳の姿を示す寓意物語である。本書はこれまでに二度『妖精の女王』散文訳に携わった訳者の知見を生かし、従来行われてきた意味重視の...
書籍の詳細へ
英語文学テクストの語学的研究法

英語文学テクストの語学的研究法

菊池繁夫・上利政彦 編
定価 4,800 円 (税別)
従来、文学テクストは文学系の研究者が論じ、言語学者は自然言語にのみ関心を示してきました。そのためこれまでは、英語文学作品を語学的に論じようとする研究者に向けた網羅的な手引書がありませんでした。本書は、そもそも言語から成り立っている文学作品を言語学・文献学・文体論といった「語学的」見地から論じようとする、若き研究者のための語学的文学論ガイドです。内容的には、特に論文執筆に役立つように、優れた論文(書籍化されたものも含みます)の解題に焦点を当てているのが大きな特徴です。第1部「文学テクストを語学的に...
書籍の詳細へ
ブルゴーニュ国家の形成と変容

ブルゴーニュ国家の形成と変容

藤井美男 編/ブルゴーニュ公国史研究会
定価 6,000 円 (税別)
ブルゴーニュ公国史研究会の10年にわたる研究成果を問う本書は,「領邦と中間権力」「都市と市民」「宮廷と政治文化」の三部から成る。中世後期に広大な地政学的空間を現出した「ブルゴーニュ国家」に,政治史・経済史・都市史・文化史など多様な側面から接近を試みることで,ヨーロッパ歴史像の一断章を浮かび上がらせる。
書籍の詳細へ
南宋の文人と出版文化

南宋の文人と出版文化

甲斐雄一
定価 3,600 円 (税別)
中国文化史を大きく二つに切り分けるとすれば、間違いなくその切り口は宋代(10-13世紀)に設定されるであろう。「東洋のルネッサンス」とも称された様々な変革がこの宋代に起こっているが、出版技術が発展・拡散し、版本が普及したこともその一つに数えられる。とりわけ北宋中期(11世紀)以降顕著になっていくこうした変革の中で、南宋(1127-1279)の文学作品については「編集→刊行→読者による入手及び反応」という、現在にも通じる流通の過程を観測することが可能である。この流通過程は、それまで首都を中心とし...
書籍の詳細へ
戦争と平和、そして革命の時代のインタナショナル

戦争と平和、そして革命の時代のインタナショナル

山内昭人
定価 4,200 円 (税別)
本書は,40数年にわたる著者のインタナショナル(国際社会主義)史研究を振り返る著作として構想し,今から100年前,社会主義者によって追求された戦争と平和,そして革命をめぐるインタナショナルの理念と実践がどのような意義をもったか,を歴史的に解明することをめざしている。 具体的には,第一次世界大戦勃発とともに第2インタナショナルが機能停止に陥ったことを契機に登場した国際反戦社会主義運動であるツィンメルヴァルト運動(1915-19年)と,ロシア10月革命を背景として実現した第3インタナショナ...
書籍の詳細へ
シェイクスピア時代の演劇世界

シェイクスピア時代の演劇世界

英 知明・佐野隆弥・田中一隆・辻 照彦 編著
定価4,300円(税別)
最近のエリザベス朝・ジェイムズ朝演劇研究で必須となったツールが、デジタルアーカイヴズである。これは膨大な研究資料を、広くオンライン上でデジタルデータとして変換、公開するもので、インターネット上で閲覧できる情報・画像・映像データベースなどを含んでいる。執筆者たちは意欲的にデジタルアーカイブズを利用し、シェイクスピア、マーロウ、リリー等の劇作家が描く演劇世界に新たな視点を盛り込んだ最新研究を提示している。第一部「演劇理論と作品の受容」では、「役者の変装とダブリング」を観客がいかに受容したかという理論...
書籍の詳細へ
物にして言葉

物にして言葉

望月俊孝
定価 7,400 円 (税別)
〈経験的実在論にして超越論的観念論、超越論的観念論にして経験的実在論〉。 カント理性批判の思索は、この世界反転光学の不断往還のうちに生起する。そして世界直観二局面(アスペクト)間の「にして」の反転が往相から還相へ折り返す刹那、あの中央読点の深層に広がる縹緲たる無の場所で、〈物にして言葉、言葉にして物〉という隠れた主題が新たに浮上する。ゆえに第一批判は、たんに認識論であるのみならず、つねに同時に存在論であり言語論である。そして三批判書は、われわれ人間が住まう「経験の可能性」の大地に「あるもの」と「...
書籍の詳細へ
学術図書刊行助成

お勧めBOOKS

空にかかるはしご

空にかかるはしご

日本では医療が進歩して救える命が増えた一方、それでも毎年約5,000人の子どもた...

詳細へ

元素の名前辞典

元素の名前辞典

欧米以外で初めて発見された元素である、113番元素の名前がニホニウムに決定したこ...

詳細へ

魯迅

魯迅

「芸術的完成さでは魯迅のあらゆる作品中で第一位を占める」(竹内好『魯迅入門』)。...

詳細へ

九州大学出版会

〒814-0001
福岡県福岡市早良区百道浜3-8-34
九州大学産学官連携イノベーション
プラザ305
電話(092)833-9150
FAX(092)833-9160
E-mail : info@kup.or.jp

このページの上部へ