社会人になる前に読んでおきたい! ビジネスコミュニケーション
- 定価 1,540円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ここ数年、大学では多分野、異文化の環境でも対応できるバランスの取れた人材、さらには世界中どこででも活躍できるグローバル人材育成をキーワードに多くの取り組みを行っている。九州大学では「九大生よ、ビジネスを学ぼう!」と題し、企業の様々な側面で活躍する多様な講師陣がビジネスとは何かについて自らの経験をもとにした講義を行っている。その中で最も多くの学生の支持を集めているのが、本書のもととなった松尾正弘氏によるビジネスコミュニケーションについての講義である。それは多くの学生がコミュニケーション能力に不安を...
都市理解のワークショップ
- 定価 2,970円(税率10%時の消費税相当額を含む)
アーバンデザインをどのように教え、あるいは学ぶべきか。九州大学で新しく立ち上げた人間環境学という学際分野での実験的な都市理解のワークショップの試み。文系・理系入り乱れての「まちのフィールドワーク」から、商人の街と武士の町の二重構造が織りなす福岡市の現在と近代の痕跡を読み解く。商店街はこれからどう生き残るか。正解のない問題について、教員と学生そして町の人々のぶつかり合いが生んだ都市の記録。 (さらに…)
暮らしの視点からの地方再生
- 定価 2,970円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「限界集落」「里山資本主義」「地方消滅」... 近年、地方の現状と将来を巡る議論が白熱している。しかし、旧来の枠組みを用いてマクロデータを分析する作業を繰り返していても、地域再生の現実的課題を解決する政策を提示することは出来ない。 本書では、食と農、結婚、家族、福祉、交通など地方の抱えている現状について、実際に農山村に暮らす人びとの声に耳を傾け、様々な問題の実態を報告するとともに、これら問題を超えた地方再生へ向けての可能性を訴えるものである。 (さらに…)
「自ら学ぶ大学」の秘密
- 定価 1,980円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,地域におけるこれからの大学のあり方について,北九州市立大学の地域創生学群をはじめとした取り組みを中心にまとめたものである。学生と教員が地域の「日常」を経験し続けながら,諸課題の解決に地域の方々と共に取り組んでいく姿は,少子高齢化に突入した時代の地域運営のモデルとなるだろう。大学教育が転換期を迎える中,本学の取り組みが近未来の大学像となることを期待したい。 (さらに…)
物にして言葉
- 定価 8,140円(税率10%時の消費税相当額を含む)
〈経験的実在論にして超越論的観念論、超越論的観念論にして経験的実在論〉。 カント理性批判の思索は、この世界反転光学の不断往還のうちに生起する。そして世界直観二局面(アスペクト)間の「にして」の反転が往相から還相へ折り返す刹那、あの中央読点の深層に広がる縹緲たる無の場所で、〈物にして言葉、言葉にして物〉という隠れた主題が新たに浮上する。ゆえに第一批判は、たんに認識論であるのみならず、つねに同時に存在論であり言語論である。そして三批判書は、われわれ人間が住まう「経験の可能性」の大地に「あるもの」と「...
New Solutions in Legal Informatics, Economic Sciences and Mathematics
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
広島修道大学経済科学部教員が中心となって取り組んできた,経済科学という新しい学問的立場から社会システムの諸問題の解決に取り組んだ研究成果。経済学,応用情報学,システム科学,数学など多岐に亘る研究分野から,新規の研究方法,理論や政策の提案を行う。 (さらに…)
後に続く女性たちへ
- 定価 1,980円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、秋枝蕭子・福岡女子大学名誉教授の「後に続く女性たち」に向けたメッセージをお届けするものです。秋枝先生の語り口は、とてもソフトで気遣いにあふれていますが、同時に視点の鋭さと率直さが大きな特徴になっています。それはおそらく、秋枝先生が男女平等の実現をめざして、その先頭に立って数多くの経験を積んでこられた結果ではないかと思います。本書では、そのような秋枝先生の語り口を、可能なかぎり読者の皆様にお伝えしたいという思いで編集に当たりました。皆様が本書を読み進めていく中で、秋枝先生のお話を直にお聞き...
保険学における一般性と特殊性
- 定価 6,600円(税率10%時の消費税相当額を含む)
リスク社会という言葉が違和感なく受け入れられている現代社会においては,リスクへの最有力な対応手段である保険をめぐる研究が盛んになってよいにもかかわらず,そうなっていない。保険学の研究が停滞しているのは,従来の保険学に対する批判から,保険学離れが生じているためではないだろうか。そこで本書では,漫然と従来の保険学とされてきたわが国の伝統的保険学の形成過程を考察し,それがいかなるものであるかを明らかにする。そして,それに対する批判として保険学の現状を把握し,保険学の再生の道を探る。 (さらに&hell...
Mahalla and its Educational Role
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
2010年9月に刊行された『「教育」する共同体 ウズベキスタンにおける国民形成と地域社会教育』の英訳書。ソ連からの独立後にウズベキスタンで復活した,イスラームの伝統に則った地域共同体=マハッラ。新国家建設に際してマハッラが果たす役割と課題を,法令,公文書,フィールドワークから探る。具体的には,帝政ロシア以前から現在までのマハッラとその教育的側面の歴史的変遷を明らかにするとともに、独立後のマハッラの構造と教育的活動の実態を社会教育学における地域教育活動の観点から解明する。また、マハッラでの子ども...
麻生太吉日記 第四巻
- 定価 11,000円(税率10%時の消費税相当額を含む)
昭和3年から6年にいたる金融恐慌・昭和恐慌の時期の炭鉱経営者・電力経営者麻生太吉の日記。麻生は鈴木商店の破綻によって破産した帝国炭業を引き受け、九州鉱業を設立する。九州水力電気の社長を引き受け、本社を東京から福岡に移転する。石灰事業では輸送の充実を図 り、金宮鉄道を設立し九州産業鉄道に合併し、セメント事業参入への足場を築いた。経営者麻生太吉が最も充実した晩年の姿を記録する。 (さらに…)