人文科学 芸術

音楽と映像のマルチモーダル・コミュニケーション[改訂版]

音楽と映像のマルチモーダル・コミュニケーション[改訂版]

岩宮眞一郎
定価 3,960円(税率10%時の消費税相当額を含む)
テレビや映画で鑑賞する映像作品は,日常あまり意識されないが,映像だけでは成り立たない。必ず,音を伴っている。本書は,そんな映像の中の「音楽」や「効果音」に焦点をあてた研究書である。音楽や効果音が加わることで,映像はより印象的になり,感動が増大する。映像の力で,音楽の感動を高めることができる。本書は,音と映像が組み合わさることによって得られる相乗効果を体系的に論じ,映像の中の音のデザイン手法を提示するものである。 (さらに…)
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中国南方話劇運動研究(1889-1949)

中国南方話劇運動研究(1889-1949)

間ふさ子
定価 6,820円(税率10%時の消費税相当額を含む)
20世紀初頭に登場した中国の話劇は,台詞と動作・表情を表現の手段としてドラマを進行させ,具象的な舞台装置や衣装を用いる,「写実」を尊ぶ表演芸術である。新興の表演芸術である話劇は近代意識を表現し,「国語=共通語」で演じられるものだということがこれまでの学界の定説であった。しかし当時の中国においては,国語は知識人の共通語ではあっても民衆の共通語ではなく,国語話劇の他に民衆を対象とした方言話劇も存在していた。著者は中国南方(華南・東南・台湾)の方言話劇運動に着目し,使用言語の問題を中心にその発展の流れ...
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現代音楽×メディアアート

現代音楽×メディアアート

中村滋延
定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
 音楽は聴覚芸術であるが,西洋においてそれが芸術として発展してきたのは,音を的確に視覚化しえたということに要因がある。本書は,この聴覚と視覚の関係に焦点を絞り,20世紀以降の音楽(現代音楽)を音の視覚化の面から論述している,かつて視覚化は楽譜という紙媒体のみでなされてきたが,トーキー映画が出現して以来,音の視覚化はフィルムやビデオ,パソコン画面などにおいても実現されるようになってきた。特にこれらの媒体は「時間」を内包しており,音楽との関係が表現上に非常に密である。そこで,音を重要視した映像アート...
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音のデザイン

音のデザイン

岩宮眞一郎
定価 2,640円(税率10%時の消費税相当額を含む)
音にもデザインがあり,デザインにも音がある。「音のデザイン」は,感性に訴える音のチカラを生かす術である。本書では,製品の音,サイン音,映像の音,サウンドスケープ,公共空間の音環境,音のバリアフリー,音楽制作などを対象とした「音のデザイン」技法を示した。「音のデザイン」の必要性,可能性,将来性などを訴えたい。 (さらに…)
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患者に優しい病院をめざして

患者に優しい病院をめざして

佐藤 優
定価 2,090円(税率10%時の消費税相当額を含む)
九州大学病院の新しい病棟は「患者に優しい病院」がコンセプト。患者の気持ちを考えながら設計し、小児医療センターでは絵本「森のお医者さん」と連動したストーリーを展開。大型病院、しかも国立大学病院がここまでできるのかと、医療関係者に衝撃を与えた。病院、建築設計者のための、これからの病院づくりのアドバイス書。 (さらに…)
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アート・デザインクロッシング vol.2

アート・デザインクロッシング vol.2

古賀 徹 編著
定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
現在なお,いかにして芸術作品の展示は可能か。まちと美術の関係,美術館の可能性と限界,障害とアートといった観点から,従来のハイ・アートの展示手法とは異なった仕方で作品を展示させる新たな試みについて,芸術展示の第一線で活躍する論者3名との対談形式により行われた議論の成果を示す。 (さらに…)
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アート・デザイン・クロッシング vol.1

アート・デザイン・クロッシング vol.1

古賀 徹 編著
定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,画廊の一画に設けられた「アート・オープン・カフェ」に於いて,4名の研究者が一般の参加者とともに行った討論の模様を収録したものである。作曲家の藤枝守,哲学者の古賀徹,現代デザインの池田美奈子,西洋建築史の土居義岳がそれぞれ主題を提起し,モダニズムのあとの世界,アメリカという問題,主体の喪失と透明化,文化資本主義と身体,テクストの解体,生活世界と専門知といった観点から議論を行った。 (さらに…)
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タイプフェイスとタイポグラフィ 〔改訂版〕

タイプフェイスとタイポグラフィ 〔改訂版〕

白石和也・工藤 剛・河地知木
定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、文字のはじまりから書体の変遷、活字やモダン・タイポグラフィの歴史をコンパクトに分かりやすく述べ、レタリングの実際的な考え方や書き方の要領を一冊にまとめたものである。デザイナーとしてレタリングやタイポグラフィを確かにしておこうと考えている人、レタリングをやってみようかなと考えている人には好適な手引書であり、デザインや建築関係の学校のテキストとしても適している。 (さらに…)
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スペイン・ロマネスク彫刻研究

スペイン・ロマネスク彫刻研究

浅野ひとみ
定価 13,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
 本書はサンティアゴ巡礼時代の北部スペインの彫刻を,12世紀を中心に図像学,様式の面から分析・研究し,成果をまとめたものである。 序章において聖ヤコブ信仰成立の時代背景を解明し,本論ではアラゴン,ナバーラ地方の実地調査から得られた詳細なデータを提供する。わけてもウエスカの「聖シルウェステル伝」図像の同定はイベリア半島初見であり,著者の直感の冴えを認識させる。また,巻末資料,邦訳『巡礼案内記』は研究論文としても充分読み応えのある労作である。 長期間にわたり作品群に接してきた著者ならではの視点や考察...
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九州美術史年表(古代・中世編)

九州美術史年表(古代・中世編)

平田 寛
定価 15,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
 本書は,九州の古代・中世(6―16世紀)における絵画,彫刻,金工等の美術についての資料を確定し,美術編年史の基本をつくることを目的としている。対象とする年代は古代・中世であって,具体的には,仏教公伝(538)からキリスト教伝来(1549)までの美術史料がとりあつかわれる。仏教美術および神道美術が美術制作の根幹をなし,美術が公的で社会性をになった時代である。 これらの美術史料は,今のこる作品と歴史文献の参照とにもとづいて確定されたものである。銘文は,20世紀におけるいわゆる文化財調査をふくめた美...
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学術図書刊行助成

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