人文科学 文学
近代の短編小説・明治篇
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,200円)
明治文学といわれるものの中から,代表的な作家10名をまず選び,それらの作家の代表的な短編ないしは問題作を1篇選び出し,それらを成立年代順に並べて全体を構成。作品は全文掲載の形で取りあげ,作家略歴,関係資料,解説等を付す。
D.H.ロレンスの詩
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,900円)
D.H.ロレンスの詩を初,中,後期に分け,詩人のキー・ワードである生命の根源としての「闇」に焦点を当て,生命の「闇」と光の捉え方の特色を論じている。
幽斎本 新古今集聞書
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
東常縁の原撰本「新古今集聞書」は新古今集の最初の本格的な注釈書である。本書は,幽斎自筆と認定される唯一の証本ともいうべき黒田家旧蔵の新出本を底本として校異を掲出し,現時点で望みうる最良・最高の本文を提供した注目の労作である。
ジャン・パウル ノート
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ジャン・パウルは全作品を自我の謎の解明のために捧げている。本書は,独得な自我感情を抱くジャン・パウルが,いかにして他者(言葉,体,女性)を発見し,歴史に参加してゆくかを,彼の諧謔的文体に即して解読したものである。
近世九州俳壇史の研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,800円)
本書は,史的展望の下に中央俳壇の動向を的確にとらえ,それとの有機的な関連を考慮しながら,近世二百数十年にわたる九州地方俳壇史の変遷推移について体系的考察を行っている。巻末には,著者多年の博捜の結果になる,800点にのぼる「九州古俳書目録」を付す。 (昭和59年度芭蕉翁顕賞会文部大臣賞受賞)
絵の裏
- 定価 1,595円(税率10%時の消費税相当額を含む)
タイ近代文学の創成期から一貫して指導的役割を果たし続けた著者の初期の代表作で,タイ近代小説の原点を示している。日本を舞台に,新興エリートの青年(留学生)と王族の女性の悲恋を描くこの小説は,タイ市民社会の質を理解するための手がかりを与えてくれる。
ヘミングウェイ・ノート
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,400円)
ヘミングウェイ文学に欠落しているのではと言われてきた思想とその一貫性を,彼の主要長篇及びキリマンジャロとマコウマーの珠玉の二短篇によって探り,あわせて彼のとげた「激烈な死」の意味について論究する。
西洋文学への招待
- 定価 2,970円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ヨーロッパ文学を,その源流において捉えようとする試み。やがて後世に大きな影響を生み,豊かな枝葉を繁らせていった中世文学にスポット・ライトをあて,興趣溢れる梗概と斬新な味読によって,無類の楽しい想像力の饗宴に誘う。
平安朝漢詩文の研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 6,000円)
平安朝の漢詩文について,その初頭の勅撰三漢詩集の時代から中世の初めまでを通史的に鳥瞰し,代表的な詩人,作品を取り上げて論じたもので,比較文学の領域に及ぶ画期的な労作である。本書は,日本生命財団の刊行助成を得た。
現代の小説
- 定価 1,980円(税率10%時の消費税相当額を含む)
戦後文学の継承とは何か? 坂口安吾,井伏鱒二,野間宏,梅崎春生,三島由紀夫,安部公房,大岡昇平,安岡章太郎,福永武彦,椎名鱗三,島尾敏雄,高橋和巳,伊藤整,遠藤周作,吉行淳之介の作品鑑賞・関係資料・解説。