書籍一覧

和解論

和解論

遠藤 歩
定価 6,000 円 (税別)
「日本民法典の父」と呼ばれる梅謙次郎(1860-1910)が、若き日にフランス・リヨン大学に提出した博士論文は、和解論であった。梅の和解論がかの地で高い評価を受けたことは夙に知られているが、その内容については必ずしも十分な研究が行われてこなかった。そのため、梅の博士論文と明治民法の和解に関する規定の連続性が正確には理解されず、その結果、現代日本の和解論には、数多の誤解、欠落、混乱が生ずるようになった。そこで本書は、まず梅が和解論で扱ったテーマ、すなわち和解の定義、性質、能力、権限、目的物、効力、...
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Advanced Studies in Economic Sciences

Advanced Studies in Economic Sciences

森岡一憲・角谷 敦 編
定価 5,000 円 (税別)
広島修道大学経済科学部教員が中心となって取り組んできた、経済科学という新しい学問的立場から社会システムの諸問題の解決に取り組んだ研究成果シリーズ第10巻。 第1章:外国為替市場の効率化について議論していく。Corbae(1987)が開発した共和分モデルに基づいた方法論を使用した。これは先物市場において一定期間にわたる効率性の条件を検証するために定常性とリスクフリー・プレミアムの存在を認めたものである。 第2章:国際資金循環について議論していく。国際決済銀行の統計データを使って...
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ジッドとその時代

ジッドとその時代

吉井亮雄
定価 9,000 円 (税別)
本書は、書簡や日記をはじめとする豊富な未刊文献を駆使して、フランスの文豪アンドレ・ジッドが同時代人と結んだ多様な関係の具体相を鮮明に描き出し、稀代の文学的プロテウスの多面的肖像を活写する、実証研究の画期的成果である。ジッドがフランス文学史上固有の地位を主張しうるのは、ある文学的戦略を早くから選択し、以後ゆらぐことなくそれを実践し続けたからだ。すなわち、自己を禁忌とする逆説的なナルシシズムを育み、これに縛られ導かれて、ついには禁忌と執着とが混淆し、現実と虚構とが分別しがたい自伝空間を生きる、そして...
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思量と願い

思量と願い

神庭重信
定価 2,400 円 (税別)
本書は長年、うつ病・双極性障害などの気分障害の研究と臨床に従事してきた著者が、直近5年間に書き綴ってきた小論、論考、書評、挨拶文などをエッセイ集としてまとめたものである。うつ病研究をリードし、日本うつ病学会前理事長を務めた著者によるうつ病論、また日本精神神経学会理事長として精神医学全体を見渡しての洞察に富む見解、同じ精神科医の友人や恩師へ贈る言葉、プロテスタント医師としての信仰と医学の両立の試みなどが紹介されている。好評をえた、同じ著者によるエッセイ集『思索と想いー精神医学の小径で』(慶應義塾大...
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ふるまいの創造

ふるまいの創造

香室結美
定価 3,600 円 (税別)
本書は、南部アフリカ・ナミビア共和国に暮らすヘレロの人びとの美的センスと衣服をめぐるふるまい、そして現代生活に適合したファッションとして今日もなお革新され続けるロングドレスの創造過程を描き、一見「伝統」とは無関係の奇妙なスタイルがなぜ人々に愛され、誇りや楽しみを与えているのかを明らかにしようとするものである。 19世紀末から20世紀初頭にかけてドイツ帝国の植民地支配を受けたナミビア共和国。20世紀初頭には、バンツー系牧畜民であるヘレロ族ら先住民族に対して、ナチス・ドイツのホロコーストに先立つ20...
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ヘルダー民謡集

ヘルダー民謡集

嶋田洋一郎 訳
定価 10,000 円 (税別)
本書『ヘルダー民謡集』は、ヘルダーが生涯を通じて関心を示しつづけた世界各地の民謡162篇に、彼の死後の1807年に刊行された改訂版『歌謡における諸民族の声』からの補遺15篇を加えたものである。これらはいずれも本邦初訳である。『民謡集』にはヘルダー自身がさまざまな書物から蒐集および翻訳した世界各地の民謡や伝承などが収められており、ゲーテの有名な「野ばら」や「魔王」の原点ともなった作品も含まれている。その内容は、恋愛から戦争に至るまで多岐に及び、およそ人間が直面する生の根源的な諸状況が、特に女性や子...
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わが町にも学校を

わが町にも学校を

藤井康子
定価 5,400 円 (税別)
日本統治下の台湾では1922年に第二次台湾教育令が公布され、中等以上の学校が日本人と台湾人の共学となった。これ以降、学歴社会化が進行し、都市部のホワイトカラーを中心に受験熱が高まっていった。しかし台湾では、中等・高等教育機関は統治者によりその設置を注意深くコントロールされていたため、学校数が日本内地に比して圧倒的に少なく、多くの地域に未設であった。そのような状況は、進学希望者のみならず、広く地域の住民にも問題視され、日・台双方の住民による中等・高等教育機関の誘致をめざす運動が地域単位で行われるよ...
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アイデア・エバリュエーション

アイデア・エバリュエーション

スヴェルケル・オーレンゲ、マッツ・ルンドクヴィスト 編/松永正樹 訳
定価 2,000 円 (税別)
北欧でもっとも成功した起業家教育といわれるスウェーデン、チャルマース工科大学の起業家育成プログラム、チャルマース・スクール・オブ・アントレプレナーシップ (CSE)。本書は、革新的テクノロジーを事業開発の観点から評価し、そこにみられる事業機会やリスクを分析すると同時に、特許や知的財産の取り扱い、社会に向けたコミュニケーション、そしてベンチャー創業チーム内の力学まで、テクノロジー駆動型のイノベーションを軸にして持続可能なビジネスを立ち上げるための、メソッドと事例をまとめたCSE渾身のテキストである...
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カトリック信徒の移動とコミュニティの形成

カトリック信徒の移動とコミュニティの形成

叶堂隆三
定価 8,000 円 (税別)
2018年7月、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がUNESCOの世界遺産に登録された。その登録運動もあり、江戸時代において、現在の長崎市外海(そとめ)地区から五島に移住があったことは広く知られている。実際には外海からは五島に限らず黒島や平戸島、北松浦半島の九十九島の半島、長崎港沖の島嶼にも移住が生じ、これらの地からさらなる移住が生じた結果、長崎県内に多くのカトリック信徒の集住地が形成されることとなった。こうした信徒の移住は長崎県外にも展開され、福岡県や宮崎県に長崎の信徒の「飛び地」が存...
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レヴァーナ あるいは教育論[新装版]

レヴァーナ あるいは教育論[新装版]

ジャン・パウル/恒吉法海 訳
定価 7,400 円 (税別)
フランス革命、ナポレオンの時代に、ドイツの活路を終始考えていたドイツの作家ジャン・パウル(1763-1825)の教育論。初版は1806年。題名の「レヴァーナ」とは、古代ローマにおいて新生児認知の際に祈られた女神の名前である。ルソーの『エミール』に影響されながら、自らの家庭教師や作家としての知見を生かしたものであり、教育するものとして一方に全人類、民衆、時代を置き、他方に直接の師として親や教師を置いている。『エミール』の教師が全知で透明人間の如く子供の成長を見守り、支配する傾向があるのに対し、ジャ...
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