書籍一覧

カトリック信徒の移動とコミュニティの形成

カトリック信徒の移動とコミュニティの形成

叶堂隆三
定価 8,000 円 (税別)
2018年7月、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がUNESCOの世界遺産に登録された。その登録運動もあり、江戸時代において、現在の長崎市外海(そとめ)地区から五島に移住があったことは広く知られている。実際には外海からは五島に限らず黒島や平戸島、北松浦半島の九十九島の半島、長崎港沖の島嶼にも移住が生じ、これらの地からさらなる移住が生じた結果、長崎県内に多くのカトリック信徒の集住地が形成されることとなった。こうした信徒の移住は長崎県外にも展開され、福岡県や宮崎県に長崎の信徒の「飛び地」が存...
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生意気盛り[新装版]

生意気盛り[新装版]

ジャン・パウル/恒吉法海 訳
定価 9,400 円 (税別)
『生意気盛り』はドイツの作家ジャン・パウルの代表的作品の一つで、初版完結は1805年のことであった。話の筋は、ある富豪が遺言で一人の夢想家の青年を包括相続人に指定することから始まる。この青年が実務能力を備えたとき遺産を継承すると遺言は定めてあるが、青年は詩人気質を矯正できない。助っ人にこの青年の双子の弟、放浪のフルート奏者が登場する。弟は諷刺家で、兄と一緒に抒情と諷刺の二重小説を書こうと提案する。話は次第に兄の実務能力養成から外れ、弟が背後で見守る兄の一人旅、最後にはこの双子の兄弟のある娘への恋...
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レヴァーナ あるいは教育論[新装版]

レヴァーナ あるいは教育論[新装版]

ジャン・パウル/恒吉法海 訳
定価 7,400 円 (税別)
フランス革命、ナポレオンの時代に、ドイツの活路を終始考えていたドイツの作家ジャン・パウル(1763-1825)の教育論。初版は1806年。題名の「レヴァーナ」とは、古代ローマにおいて新生児認知の際に祈られた女神の名前である。ルソーの『エミール』に影響されながら、自らの家庭教師や作家としての知見を生かしたものであり、教育するものとして一方に全人類、民衆、時代を置き、他方に直接の師として親や教師を置いている。『エミール』の教師が全知で透明人間の如く子供の成長を見守り、支配する傾向があるのに対し、ジャ...
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近世民事責任法の研究

近世民事責任法の研究

金田平一郎 著/和仁かや 監修
定価 6,200円(税別)
日本近世法制史学の礎を築いた故金田平一郎氏(九州帝国大学法文学部/法学部教授)の学位論文が、七十年の時を経て遂に上梓される。徳川幕府法上における民事責任の体系的研究の試みとして、当時の法制度が債権の担保に如何なる姿勢を示していたかを様々な角度から考察し、前近代日本における債権法制度、ひいては民事責任の全体像を緻密かつ明晰に描出する。幕府法のみならず著者が通暁していた大坂法、そして九州地域との比較も視野に入れた集大成的な研究成果でありながら、未公刊かつ学界関係者の間でも長らく存在自体知られて来なか...
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文化の枢軸

文化の枢軸

清水雅大
定価 4,000 円 (税別)
1936年の日独防共協定締結から1945年の敗戦に至るまで、日本とナチ・ドイツのあいだでは軍事協力や経済協力とともに、「文化協力」を深めていくことが目指されていた。この両国間の「文化協力」を象徴するものが、1938年11月25日、日独防共協定締結二周年にあわせて結ばれた日独文化協定(「文化的協力ニ関スル日本国独逸国間協定」)である。従来、この協定はあらゆる文化領域における両国の協力関係の構築を目指したものとして位置づけられてきた。しかし実は、この文化協定は、ナチズムの中核的なイデオロギーである人...
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戦後日本の産業立地政策

戦後日本の産業立地政策

根岸裕孝
定価 5,200 円 (税別)
産業立地政策とは「産業 (企業) の望ましい立地を目指す政策」であるが、その「望ましさ」は政策に関わるプレイヤーによって異なり、「効率性」と「公正性」という二つの異なる論理を巡るプレイヤー間の対立や妥協のなかで揺れ動いてきた。 主要なプレイヤーの一つである通産省は、1960年代末まで経済成長優先の「効率性」に基づく政策を主張したが、産業立地政策の理念法ともいうべき「工業再配置促進法」の制定 (1972年) を契機に「公正性」つまり国土の均衡ある発展を追求するようになった。工業再配置政策は、田中角...
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コメニウスの旅

コメニウスの旅

相馬伸一
定価 7,800 円 (税別)
世界初の絵入り教科書『世界図絵』を著した17世紀チェコの思想家コメニウスは、「近代教育学の祖」と見なされている。しかし、彼には宗教者・哲学者・言語学者・民族主義者・政治行動者といった多様な側面がある。彼の限定されたイメージは、とくに啓蒙主義と民族主義が興隆した19世紀における言説によるところが大きい。コメニウスは、人間がテクストの世界に生き、ある刻印をされると同時にその印象を表現する存在であり、刻印と表現が無限に続くプロセスを<生ける印刷術>と呼んだ。本書では、この歴史的な洞察を彼自...
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朝鮮通信使易地聘礼交渉の舞台裏

朝鮮通信使易地聘礼交渉の舞台裏

松原孝俊・岸田文隆 編著
定価 9,200 円 (税別)
江戸時代、日本と朝鮮の外交の現場において、意思疎通・情報伝達は多くの場合朝鮮語によってなされたと推測されるが、その具体的実像を伝える史料はさほど多くはなく、長正統氏によって紹介された8通の倭学訳官のハングル書簡が知られているにすぎなかった。しかし、近年対馬宗家文庫の一紙物史料が整理・公開されるにおよび、100余通の新たなハングル書簡類の存在が明らかとなった。これら書簡類の多くは、1811年の通信使易地行聘の外交交渉の舞台裏に関するものであるが、新たな事実を伝える好個の史料群である。本書は、この新...
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ハインリヒ・シェンカーの音楽思想

ハインリヒ・シェンカーの音楽思想

西田紘子
定価 4,600 円 (税別)
音楽作品の解釈とはいかなる営為なのか?今日ではその名を冠してシェンカー分析とも呼ばれる楽曲分析法を生み出した、ハインリヒ・シェンカー(1868-1935)が挑んだ難問に関する本邦初の本格的な研究書。西洋の音楽理論や音楽美学、音楽史といった分野にとどまらず、解釈学や文学理論までをも参照し、21世紀の新たなシェンカー像を浮き彫りにする。音楽作品の「解釈」とはどのような行為なのか。「シェンカー理論」はどのような思考を経て形成されていったのか、「旋律の変奏」とはどれほどの奥行きを秘めた行為なのか  こう...
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『葉隠』の研究

『葉隠』の研究

種村完司
定価 2,800 円 (税別)
武士道の名著といわれる『葉隠』は、戦国武士の精神をもちつつ徳川太平の世を生きぬかざるをえなかった、側奉公侍の苦悩と悲哀を表現した歴史的文書であった。本書は、『葉隠』の著者山本常朝が、新しく再設定された人生目的のもとで、時代に即応した武士道と奉公人道をどのように構想し実践したかを、さまざまな側面から解き明かすものである。第一章から第六章では、山本常朝・田代陣基の記述に即した著者自身による『葉隠』の思想的分析・解釈が示される。「死の覚悟」や「死狂い」の主旨と特異性、主君への滅私奉公を軸とする献身道徳...
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